村田らむが三重県伊賀市を「ニンニン忍者尽くし」のぶらり旅! 1人で行っても超楽しい…絶ッ対に行きたくなるルポ
■甲賀編
そして翌日伊賀から甲賀に向かった。
草津線の電車はやはり忍者のラッピングだった。茶色に忍と描かれた、なかなか渋いデザインだ。
ちなみに甲賀駅には、忍者のトリックアートがたくさん描かれていた。天井には隠れ蓑から現れた忍者軍団、ベンチには忍者の里の前でポーズをとる忍者たち、階段の正面の壁にはロープで縦横無尽に飛び回る忍者が描かれていた。
一人旅だと、トリックアートの写真に映り込めないのが、とても残念だ。
ただ目的地である『甲賀の里忍術村』に近いのは、甲賀駅ではなく寺庄駅だった。
ちなみに甲賀は「こうか」と読むか「こうが」と読むか迷うところである。タクシーの運転手に聞いてみたところ、
「わたしは“こうが”って呼びますけど、駅名などは“こうか”ですね〜。まあどっちでもいいんじゃないですか?」
と言われた。地元の人がどっちでもいいって言ってるんだから、どっちでもいいってことにしよう。
実は、寺庄駅から甲賀の里忍術村に行く際にはタクシーは捕まえられなかった。しかたなく歩いて向かったが、50分ほどかかる道のりだった。
昨日の伊賀に比べたらだいぶ田舎だった。
すぐに人家はなくなり、山の中の道を歩いていく。伊賀と違い忍者っぽい置物はあまりない。雑な感じで描かれた“飛び出し注意”の看板が忍者であるくらいだ。雑なのに片目が潰れていたりしてちょっとリアルだ。
だが逆に、すげえ山の中を歩いているのが、忍者の里に向かっている感がある。
50分歩いてやっと目的地の『甲賀の里忍術村』に到着した。後で知ったのだが、甲賀駅に送迎の車が出ていたらしい。山道が忍者っぽい雰囲気で良かったもん!! と思ったが、次に行ったら絶対迎えに来てもらう。
村の入り口はかなりひなびた感じだった。やや廃墟感ただよっているし、本当に営業しているのかな? とドキドキしながら進んで行ったが、無事に営業していた。
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2024.10.02 20:00心霊村田らむが三重県伊賀市を「ニンニン忍者尽くし」のぶらり旅! 1人で行っても超楽しい…絶ッ対に行きたくなるルポのページです。忍者、伊賀、甲賀、伊賀流忍者博物館、甲賀の里忍術村などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで