【3.11から10年】犬猫が飼い主に見せたガチ予知行動5例! 動物たちの行動を監視すれば大地震からサバイブできる!(決定版)
■「生きる緊急地震速報」で助かった
次はごく最近の出来事だが、今年3月4日22時27分(日本時間)にニュージーランド北島沖で発生したM7.3の地震の直前に前兆を察知した犬の例だ。ニュージーランド北島の北東端にあるヒックスベイと南東のテアラロアの中間あたりに住むグレイム・サマーズビー氏は、地震が起きた現地時間3月5日2時27分は深い眠りについていたという。その時、ジャック・ラッセル・テリア犬のモンティが、真っ先に地震の前兆を察知して吠え、飼い主を起こした。その数分後に激しい揺れに襲われたことから、まさにモンティが警告していたのだと悟ったという。
自宅から震源までは約300kmほど離れており、これは日本でいうとだいたい東京―大阪間の距離にあたるが、筆者の経験ではM7クラスの地震では、かなりの距離があっても前兆現象は起き得ると考えている。ニュージーランドには日本の緊急地震速報のようなシステムはないが、モンティのように地震前兆を察知してくれる犬は、まさに「生きる緊急地震速報」と言えるだろう。
■東日本大震災の前兆を察知した猫
次は日本の例で、10年前の2011年3月11日14時46分に発生した東北地方太平洋沖地震(東日本大震災、Mw9.0、最大震度7)の15分前、猫がこたつに入ろうとしたというケースだ。場所は不明だが、激しい揺れから察するに東北地方かもしれない。
このケースでは、地震の15分前だったということを考えるとP波のような直前の微振動を感知したわけではないと考えられ、説明がつきにくい。地震前兆として何かしらの電磁波を感知したのか、あるいは、「第六感」のような超常的な防衛本能によるものだろうか。
■ペットに救われる事例は多い
こうして見てきたように、犬や猫は地震の前に到達するP波のような微弱な振動に(人間よりも)敏感で、危険を察知して素早く行動を起こす。たとえ地震の数分前でも、数秒前でも、まったく不意に大地震に襲われるよりも、ペットの行動の変化から、咄嗟に地震から身を護る準備をすることはできるだろう。このような前兆現象があることを知っていれば、近い将来、大地震に襲われた時にも、飼っている犬や猫の異常行動で大地震の被害を免れるかもしれない。
筆者が飼っているジャンガリアンハムスターのメスは、過去の記事で紹介しているように「地震予知ハムスター」で、日々計測している回し車の回転数(運動量)が異常に増えると、約2日以内に関東圏で地震が起きる。現在2歳7カ月になるが、人間の年齢にすると90歳くらいに相当し、さすがに運動量は減ってきたものの、相対的な変化によって地震が起きることはわかる。
■ラニーニャ現象発生中は注意
今年はすでに日本で、2月13日に福島県沖地震(M7.3、最大震度6強)という大きな被害地震が発生し、また海外では前述のニュージーランドとケルマデック諸島でM7~8クラスの地震が続いた。
10年前の東日本大震災は、ラニーニャ現象が消滅した2011年5月の直前に発生したが、現在発生しているラニーニャ現象も春頃(5月頃まで)に終了するという予測が出ており、その前に大きな地震があるのではないかと危惧していたところ、実際に上記の大地震が起きた。この春は、日本を含めて大地震の発生に十分な注意が必要となるだろう。
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2024.10.02 20:00心霊【3.11から10年】犬猫が飼い主に見せたガチ予知行動5例! 動物たちの行動を監視すれば大地震からサバイブできる!(決定版)のページです。ペット、猫、3.11、百瀬直也、犬、東日本大震災、監視カメラ、ニュージーランド、被災地、地震、ラニーニャ現象、ハムスター、P波、S波などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで