緊急事態宣言の解除、4月4日までに延期説が出現!? 理由は「コロナと東京五輪開催と“あとひとつ”…」
具体的には7月9日に菅総理が突如、衆院解散を宣言する。解散権の行使は総理の専権事項なのでこれは誰にも止める力はない。ところがこの日に解散を宣言すると大変なことになる。日本国憲法にのっとって、40日以内に総選挙をおこなわなければならないのだ。
この場合想定される投票日は8月15日になる。与野党の候補者は告示日の届け出以降しか選挙運動はできないが、その告示日はおそらく8月2日。つまり7月21日から8月7日までの東京五輪開催の真っ最中に選挙運動が始まることになる。
そこで野党が全身全霊で与党批判を行ったとしても、誰も選挙演説など聞いてくれないだろう。テレビのチャンネルは政治討論番組ではなく五輪放送に固定されてしまう。
思い出していただきたいのは、2019年のラグビーワールドカップで何が起きたかだ。開催の直前まで誰もラグビーなど関心を持っていなかった。しかしワールドカップの放送が始まると国民は手のひらを返すかのようにラグビー日本代表に熱狂した。そして大会が終わるころには日本人は「ワンチーム」となって「感動をありがとう」の気持ちがあふれた。
オリンピックにはそれ以上の効果がある。日本人の気持ちがひとつになって、大きな感動を手にすることになる。それだけではない。
コロナ禍で海外からの参加辞退選手が増えるため、必然的に日本人選手の活躍が目立ち、金メダルが増える。実際、ソウル、バルセロナ、アトランタでは日本人の金メダルはわずか3個だったが、そのひとつ前、ソ連を始め東側陣営がボイコットしたロサンゼルス五輪では日本は10個の金メダルを獲得している。
さらに重要なのは、海外からの観客受け入れを行わないことだ。結果として会場は日本人観客で埋め尽くされる。五輪を目の前で観戦することで国民の満足度は頂点に達する。
そして東京五輪が閉会し、その熱も冷めない8月15日の投票日は終戦記念日でもある。先祖にむけて頭を下げ、これまでの国の安寧に感謝をした人々が向かう投票所で国民は誰に投票するだろうか?
「それは与党以外ないだろう」
というのが、日本政府の読みである。政権が全力でIOCの開催要望に応えて緊急事態宣言を延長し続ける理由は、東京五輪が国会議員にとって重大事だからである。
※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。
関連記事
人気連載
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】
現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...
2024.10.02 20:00心霊緊急事態宣言の解除、4月4日までに延期説が出現!? 理由は「コロナと東京五輪開催と“あとひとつ”…」のページです。IOC、東京オリンピック、自民党、日本政府、衆議院選挙などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで