ロシア山中で6人が次々怪死!ディアトロフ峠よりやばい「ハマル=ダバン事件」
【未解決】ロシア山中で6人が次々怪死! 痙攣、目から血、頭を打ちつけ…ディアトロフ峠よりやばい「ハマル=ダバン事件」とは? 唯一の生存者は不可解証言
幸いにも服とテントだけは持っていたヴァレンチナは、現場から十分に離れた森の中でテントを張って一人夜を過ごした。目が覚めて、まだ自分が生きていると知った彼女は、生存のために仲間のもとに戻り、必要物資を補給しなければならないことに気づいた。恐る恐る現場に戻ったヴァレンチナは、仲間全員が前日と同じ場所に倒れて死んでいることを確認した。必要な物資だけを持って、彼女はすぐさまその場所を後にした。
それからヴァレンチナは山の中の送電線を辿って歩き続けた。4日ほど歩くと川にたどり着き、川沿いを歩いているところをカヤックのグループに保護されたのである。
ヴァレンチナの証言は、当然多くの人々の注目を集めた。なぜ6人は人里離れた山奥で奇妙な死を遂げなければならなかったのか、その原因について、毒キノコを食べてしまったという説やバイカル湖から流れてきた汚染水を飲んだためという説、果てはおなじみエイリアン説まで、様々な仮説が提唱されている。
その中で有力とされているのは、軍による生物化学兵器の実験に巻き込まれたという説である。ただ、夏のハマル=ダバン山脈は人気の登山スポットであり、ロシア国内にはもっと人のいない場所があるのだから、多くのハイカーが訪れる場所でわざわざそんな危険な実験をする必要はないという反論もある。さらに、なぜヴァレンチナだけが生き残ることができたのかという疑問も残される。
一度は話始めたヴァレンチナであるが、その後は事件について証言することを一切断っているという。登山中、リュドミラたち6人に一体何が起きて、なぜ死ななければならなかったのか? その理由は今も謎のままだ。
参考:「Mysterious Universe」「Medium」ほか
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