【緊急警告】6月中に日本を巨大地震が襲う可能性! 「雨と地震の関係」定説と真逆の実態判明、「未知の何かが作用」鍵田説に信憑性

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画像は「Getty Images」より引用

■過去の“6月の大地震”

 では、日本で6月に起きた大地震は、どの地域で起きていたのだろうか。以下に、1900年以降の6月に起きたM7.0以上の地震を示す。なお、余震は除外する。

・1905年6月2日:芸予地震、M7.2、死者11人。
・1911年6月15日:喜界島地震、M8.0、死者12人。
・1926年6月29日:沖縄本島北西沖、M7.0、最大震度4。
・1933年6月19日:宮城県沖、M7.1、最大震度4。
・1938年6月10日:宮古島北西沖、M7.2、最大震度4、津波。
・1943年6月13日:青森県東方沖、M7.1、最大震度4。
・1948年6月28日:福井地震、M7.1、最大震度6。
・1964年6月16日:新潟地震、M7.5、死者26人、最大震度5。梅雨入り前。
・1973年6月17日:根室半島沖地震、M7.4、最大震度5、津波地震。
・1978年6月12日:宮城県沖地震、M7.4、最大震度5、死者28人、津波。
・2008年6月14日:岩手・宮城内陸地震、M7.2、最大震度6強、山崩れや地滑りが多発、死者・行方不明者23人。

 このうち、内陸が震源となった地震は11件中3件のみで、やはりM7クラス以上の大地震が内陸で起きるケースは少ないといえる。また、11件のうち4件が東北だが、それ以外に顕著な傾向は見られないようだ。

■地域別に集計すると

 6月に大地震が多いことはわかったが、その理由はいったい何なのか。そこで、次に6月の地震をエリア別に集計してみた。以前から研究に使用している、元気象庁・岡田正実氏による地域区分を、さらに筆者が一部を細分化したマップを基準に集計すると、以下のようになる。

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K:千島域  :3回
A:親潮域  :6回 →1位
B:黒潮域  :5回 →2位
H:北海道内陸:0回
S:本土北部 :1回
I:本土南部 :3回
N:日本海  :4回 →3位
O:沖縄   :3回

 このように、エリア別で見ると「親潮域」「黒潮域」「日本海」の順に多く、その大部分は海上である。では、これをどう説明すればよいのだろうか。前述の鍵田説では、雨の日には地震が起きないということで、この説に従えば梅雨時は大地震が少なくなるはずだ。だが、その理由について鍵田説は「雨による調和作用」で地中のひずみが解消されるためとしており、そもそも海溝型地震ではこの説は成り立たないはずだ。だとすれば、海溝型地震では雨の影響を受けないために大地震が多くなるという説明がつくかもしれない。

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