【緊急警告】東京オリンピック開催までに関東で超巨大地震発生か!? 千葉メガマウス出現は前兆である可能性、過去データで恐怖の相関！

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■地震が起きた例

　では、実際にメガマウスが出現した後で大きな地震が発生したケースは、どのくらいあるのだろうか。筆者は7年前に最初のメガマウスの記事を執筆したが、その後も研究を継続してわかってきたのは、特に日本付近にメガマウスが出現すると、約1カ月以内にM4～7クラスの地震が起きるケースが多いことだ。M4クラスの比較的小規模な地震の前兆になるケースでは、メガマウスの出現地点から震源までの距離が比較的近く、また、出現すると数日～2週間以内に対応する地震が起きるといった特徴がある。筆者がこれまで収集した内外のメガマウス出現事例は30数件ほどあるが、そのうち顕著な事例を下に記す。

・ 1989年1月23日：静岡県浜松市松島町
→ 1989年2月5日：八丈島東方沖、M5.5 、最大震度3（13日後）

・ 1989年6月12日：静岡県焼津市沖
→ 1989年6月17日：鳥島近海、M6.6、最大震度3（5日後）
→ 1989年6月24日～：伊豆半島東方沖群発地震（数百回）最大M5.5
→ 1989年7月13日：伊東沖海底噴火（伊豆東部火山群）（31日後）

・ 1997年4月30日：三重県尾鷲市三木崎沖
→ 1997年5月4日：和歌山県南方沖、M4.1、最大震度1（4日後）

・ 1998年4月23日：三重県御浜町阿田和沖
→ 1998年5月6日：和歌山県南方沖、M4.4、最大震度3（13日後）

・ 2004年4月19日：千葉県市原市五井南海岸
→ 2004年5月3日：房総半島南方沖、M4.3、最大震度2（14日後）
→ 2004年5月30日：房総半島南東沖、M6.7、最大震度1（37日後）

・ 2004年4月23日：静岡県熱海市網代沖
→ 2004年5月3日：房総半島南方沖、M4.3、最大震度2（14日後）
→ 2004年5月30日：房総半島南東沖、M6.7 、最大震度1（37日後）

・ 2005年1月23日：三重県度会郡紀勢町錦沖
→ 2005年1月29日：三重県南東沖、M4.0、最大震度1（6日後）
→ 2005年2月22日：三重県南東沖、M5.4、最大震度1（30日後）

・ 2006年5月1日：神奈川県湯河原市沖
→ 2006年5月2日：伊豆半島東方沖、M5.1、最大震度4（1日後）

・ 2011年1月14日：三重県尾鷲市九鬼町
→ 2011年1月22日：遠州灘、M4.1、最大震度1（8日後）

・ 2011年7月1日：神奈川県小田原市沖
→ 2011年7月10日：三陸沖、M7.3、最大震度4（9日後）
→ 2011年7月14日：八丈島近海、M5.0、最大震度1（13日後）
→ 2011年8月1日：駿河湾、M6.2、最大震度5弱（31日後）

・ 2013年9月3日：神奈川県真鶴町
→ 2013年9月4日：鳥島近海、M6.8、最大震度4（1日後）

・ 2014年4月14日：静岡県清水市沖
→ 2014年5月5日伊豆大島近海、M6.0、最大震度5弱（21日後）

・ 2015年4月1日：高知県室戸市室戸岬町
→ 2015年4月18日：日向灘、M4.5、最大震度2（17日後）

・ 2016年4月13日：三重県尾鷲市沖
→ 2016年4月14日：熊本地震（前震）、M6.5、最大震度7（1日後）
→ 2016年4月16日：熊本地震（本震）、M7.3、最大震度7（3日後）
→ 2016年4月21日：四国沖、M4.4、最大震度3（8日後）

・ 2017年5月22日：千葉県館山市沖の定置網
→ 2017年5月22日：新島・神津島近海、M4.5、最大震度2（当日）

・ 2019年1月28日：静岡県沼津市沖の駿河湾
→ 2019年2月8日：静岡県中部、M4.0、最大震度3（11日後）

・ 2020年6月11日：千葉県館山市左間沖の定置網
→ 2020年6月25日：千葉県東方沖、M6.1、最大震度5弱（14日後）

・ 2020年6月15日：台湾・花蓮沖、6日間で6頭捕獲
→ 2020年6月15日～18日：与那国島近海、M5.0～5.3

・ 2021年5月25日：米国フロリダ州ウッズホール付近の海上

・ 2021年5月28日：フィリピン、マカティ、ポブラシオン地区

・ 2021年6月15日～16日：千葉県館山市・館山港

　上記のうち直近3件はまだ対応する地震が起きていないと思われるが、参考までに海外の事例も含めておいた。この中で、特筆スべき事例の一つは1989年6月12日の静岡県焼津市沖での出現例で、1カ月以内に鳥島近海（M6.6）、伊豆半島東方沖の群発地震、さらに伊東沖で海底噴火まで発生している。これだけ海底の異変が短期間で続けば、電磁波に敏感と思われるメガマウスが異常行動をとったとしても不思議はないのではないか。

■7月中旬まで注意を

　今回挙げたメガマウス出現事例のうち、地震前兆だったとする判断は、筆者が過去の研究を踏まえて独自に決めたものであるが、もちろんこれが絶対に正しいと主張しているわけではなく、今後も修正する可能性がある。メガマウスの出現は必ずしも「大地震の前兆」とは限らず、M4クラスの地震でも、近場で且つ比較的短期間ならば前兆としてあり得ると考えている。

　最近の記事で書いたように、日本では6月にM7.0以上の大地震が最も多く起きている。さらに、同じく今月の記事で紹介したが、5月30日に小笠原諸島西方沖で発生した地震（M5.4）では震源の深さが517kmもあり、このような深発地震の発生後にも約1カ月以内に国内で大規模な地震が起きることが多い。東京オリンピックの開催が迫っているが、しばらくは何重の意味でも大きな地震に注意が必要であり、特に関東・東海地方は十分すぎるほど警戒していただきたい。

参考：「NHKニュース」、「FNNプライムオンライン」、ほか

文＝百瀬直也

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