【実録オカルト事件簿】金星UFO が大本教・出口王仁三郎を襲っていた事実が判明! 暴力的すぎる第五種接近遭遇=魔王の試練とは?

――その怪異がすなわち地球外のもの?

(神ノ國ヲ) おそらく、出口なお、王仁三郎、四方春吉が遭遇した怪奇現象こそ、金星経由で飛来したUFOによる「魔王の試練」だったのです。

 新宗教「大本」は、のちに、軍部に大迫害を受け、1935年の「大本事件」で壊滅状態になります。しかし、なぜ、あそこまで大本が迫害されたのか。いわば、土着の民間信仰から始まり、とくに害のないスピリチュアル混じりの「世界平和、人類救済」を訴える団体を、時の政府・軍部があれほどまでに恐れる必要はないのです。となると、別の理由を考えざるを得ません。

出口なお(Wikipediaより)

 まず大本の国会や軍部への影響力は凄まじく、出口なおと王仁三郎は「怪物」と呼ばれました。いわば宗教的天才だったのです。では、その天才の影響力の源、政府と軍部が恐怖した理由は一体何だったのか。その答えが、1900年の鞍馬山で出口らに授けられた地球外に由来する宇宙エネルギーの転用開発・精神感応技術だったのではないでしょうか。

 想定される事実は、こうです。おそらく混迷と戦乱極まる20世紀の幕開けに際し、古代より鞍馬山に拠点を置いていた宇宙人は、出口なおと王仁三郎を選び、「魔王の試練」を課した。試験をパスした出口らは、人類を救済すべく活動を展開した。そして救済方法として「護法魔王尊」に象徴される宇宙エネルギーの転用技術が存在していた。当然、政府・軍部は、それを軍事利用し、世界に覇を唱えたい。しかし、出口らは決してよしとは言わない。結果、大迫害となる。

 つまり第五種接近遭遇(地球外生命体との対話・通信)こそが、「大本」の秘密である可能性が、1900年の秋の鞍馬山から導き出されるのです。激動の前世紀を経た21世紀現在、果たして「魔王の試練」に適う日本人がいるのでしょうか。

文=神ノ國ヲ

学術論文からオカルト記事まで。
京都大学の博士課程に所属中。
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