「UFO捕捉用双眼鏡」トップ10を東大教授が選出! どんなUFOも逃さないハイパー探知網完成!
さて、頼りになるのはメーカー品ばかりではありません。第7位には〈Bresser 8×60〉。モデル固有名を持たない製品は粗悪品がほとんどなのですが、これは例外でした。全体に渋いグリーンを帯びたラバーボディのハイキッチュ感に反し、ケラレのない端正な見え味。掘り出し物の予感的中[3]。こういったほくほく感は、縁起のいいうずきとなって、UFО狩りの間じゅう背後霊のようにまとわりついてくれます。大げさなようですが、探索道具選びの段階ですでに狩りは始まっているので。
第6位には、セレストロンのSkyMasterシリーズから再度エントリー。第8位で挙げた25×100に対しこちら〈25×70〉。同倍率で口径70%ゆえ、明るさは49%になってしまうのですが、ポータブル性の利点が上回ります。三脚に載せたのではただの望遠鏡と同化し、双眼鏡風味が薄れるというもの。UFОの予測困難な航跡を追うにも、手持ちにこだわりたい。重量1.474kg&実視界2.7°という評価困難な操作性は、UFОウォッチャーを微妙に焦らして刺激する帯域の手ブレ波長で、気分を盛り上げてくれます。
ただ、三脚をなるべく使わないポリシーとなると、手ブレ処理を求める人も多いかもしれませんね[4]。というわけで、電池式防振双眼鏡からひとつランクインさせてください。
UFОはたいてい微細に振動しながら現れます。こちらの手ブレとUFОとがシンクロすることで、相対的に静止画像になることもしばしば。テレパシー交信がなされるとしたらそういう瞬間ですね。なので体感派と共感派にとっては自然な手ブレはむしろ好都合だったりします。とはいえ、UFОの振動パターンを分析的に研究したい場合は、手ブレ補正は必須でしょう。防振双眼鏡で定評があるのはフジノンとキヤノンですが、軽量かつ低価格(5万円ちょい)で高倍率を確保した〈ケンコー VC Smart 14×30〉をあえて第5位に推しましょう。小さなリチウム電池一つで12時間駆動する秀機です。
さて第4位、防衛省御用達のミリタリーブランドでUFО監視任務に就いてみましょう。サイトロンジャパンの〈SV 10×42ED SIB40-1013〉。同社5段階の最高ランクに位置する最上位機です。SVには8×42もあって迷いましたが、高性能なら倍率優先でよかろうと10倍を入手。初めて覗いた時、他の双眼鏡との差にのけぞりました。鮮明度と立体感がこうも違うかと。国土防衛任務の“なりきり”を求める人なら、このくらい精細な視界抜きでは済まされないでしょう。
[3] 実は、ひとみ径7.5という異例の仕様を見たときに高性能ぶりはわかっていた。暗闇での人間の瞳孔の最大直径が約7ミリなので、7.5はいかなる環境でも主観的感覚に反映されない過剰な明るさ。UFОとESP(超感覚的知覚)をつなぐ実験的双眼鏡と評しておく。
[4] 重量が増すと小刻みな手ブレは抑制されるが、倍率に比例して視界の揺れが拡大される。よって、双眼鏡の大きさにかかわらず手ブレは一定のノイズ因子となる。
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2024.10.02 20:00心霊「UFO捕捉用双眼鏡」トップ10を東大教授が選出! どんなUFOも逃さないハイパー探知網完成!のページです。UFO、双眼鏡などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで