【タイホラー通信】タイの「学校の怪談」第2弾！ 実録、その生徒はなぜ名簿から消えたのか？

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■担任の先生の発言に驚愕！「その学生は……」

　本題に話を戻そう。

　このような宝くじの話を日常的に聞かされていたので、私もコンビニ前で売られている宝くじを見てピンと閃くものがあった。そこでA先生に「さっきの消えた学番26番の宝くじ買ってみない？」と誘うと、「先生もすっかりタイ人だね」などと私をからかいながらも、自らすすんで下2桁26番のものを探してくれた。するとほどなくお目当てのくじが見つかった。私をからかいながらも、並んでいる宝くじの中から、下２桁26番のものを探し出してくれた。早速そのくじを買い求め、「これは当選間違いないね」と二人で大いに盛り上がったのだった。

　そして迎えた当選発表の時間。二人でワクワクしながら、ネットの当選番号発表ページを開き、「さあ来い」と身構えた。しかし残念ながらそこにあったのは26という数字をかすりもしていない当選番号だった。その結果に二人で「笑うしかないね」と爆笑していると、ちょうど件の3年6組の担任の先生が廊下を歩いているのが見えた。その先生を呼びとめ、「26番の生徒の名前が名簿にはあるけど、コンピューター上は消えている」と伝え、ついでに宝くじの笑い話をしようと思った矢先、その先生が怪訝そうな顔をしてこう言ってきた。

「26番って1学期中に事故で亡くなった子よ……」

「え？　でも名簿には名前がまだ残っていますよ」

　二人でさっき確認した名簿を見ると、なんとその名簿からは26番の生徒がすっかり消えていたのだった。さっき二人で確認した名簿の中に存在した26番はなんだったのだろうか。二人とも同時の幻を見ていたとでもいうのだろうか。あの時のことはいまだに不思議でならない。

　最後に、余談となるがその翌年から3年6組の生徒が2年間続けて亡くなるという不幸が続いた。そのこともあり、一部の教師の間では3年6組は呪われたクラスなどとささやかれるようになったのだった。

文＝バンナー星人

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