東京オリンピックをめぐる悲劇・トラブルを時系列で完全まとめ!! 「五輪前後に事件・災害の法則」発動、完全に呪いだ!【永久保存版】

 ついに開幕を迎えたが東京オリンピックだが、直前になっても楽曲担当だったミュージシャン小山田圭吾氏(52)が過去のいじめ・虐待が問題視されて辞任。さらに開閉会式のディレクターを務めていた小林賢太郎氏(48)がお笑い芸人時代にユダヤ人大量虐殺を題材にしたコントを発表していたことが判明して解任されるなど波乱続きで、ついに大会担当者からも「呪われたオリンピック」の言葉が出るほどだ。だが、その実感は正しいのかも知れない。実は、今回の東京大会に限らず、もともとオリンピック自体が呪われているとしか考えられないような歴史があることを実例と共に示す。

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イメージ画像:「Getty Images」

■「呪われている」東京オリンピック

 まずは今回の東京大会開催までの道のりを考えてみても、誰もが「呪われている」と考えざるを得ないような関係者の不祥事や危機が相次いでいる。時系列にまとめると以下のようになる。

2013年12月:猪瀬直樹都知事が徳洲会から5千万円の贈収賄疑惑で辞任。
2015年:国立競技場建設の膨大な予算が世論の反感を買い白紙撤回。
2015年:エンブレムのデザインがベルギーの劇場ロゴと酷似で撤回。
2019年1月:竹田恒和JOC会長が招致をめぐる贈賄疑惑でフランス司法当局が捜査。
2019年4月:桜田義孝五輪担当大臣が「復興以上に議員が大事」の発言で辞任。
2019年11月:マラソン会場を猛暑の東京から札幌へ変更。
2000年3月:新型コロナ感染拡大の影響で、五輪史上初の1年延期。
2021年2月:森喜朗JOC会長が女性蔑視の発言で辞任。
2021年3月:開閉会式の演出統括者が、渡部直美さんをブタ扱いの演出で辞任。
2021年5月:米ワシントン・ポスト紙がバッハIOC会長を「ぼったくり男爵」と揶揄。
2021年7月:1都3県で無観客開催が決定。
2021年7月:開会式で楽曲を担当する小山田圭吾氏が過去のイジメ・虐待で辞任。
2021年7月:国立競技場内で性的暴行容疑でウズベキスタン人のスタッフ逮捕。
2021年7月:選手村で9人の大会関係者のコロナ陽性が発覚、クラスターを危ぶむ声も。
2021年7月:開閉会式のディレクター・小林賢太郎氏が過去の不適切コントで解任。


■ほとんど毎回「呪われた」出来事が

 実は、「呪われたオリンピック」といわれるのは今回に始まったわけではなく、近代オリンピックの歴史を振り返ると、開催前後に災害やテロなどの事件がついて回っていたことがわかる。以下に、五輪期間前後に開催国で起きた災害や事件をまとめる。

1940年:東京五輪(日本)→開催返上
1937年から始まった日中戦争などの影響で、政府は五輪を返上した。

1964年10月10日~24日:東京五輪(日本)
1964年6月16日:新潟地震、M7.5、死者26人、家屋全半壊8000棟以上。

1968年10月12日~27日:メキシコシティ五輪(メキシコ)
1968年10月2日:メキシコシティで軍・警察による学生と民間人の大虐殺事件。

1972年8月26日~9月11日:ミュンヘン五輪(西ドイツ)
1972年9月5日:パレスチナ武装組織による「黒い九月事件」でイスラエル選手11名が死亡。

1976年7月17日~8月1日:モントリオール五輪(カナダ)
人種差別を続ける南アフリカへの反感でアフリカ22カ国がボイコット。

1980年7月19日~8月3日:モスクワ五輪(ソビエト連邦)
ソ連のアフガニスタン侵攻により米国や日本など多数の国がボイコットした。

1984年7月28日~8月12日:ロサンゼルス五輪(米国)
モスクワ五輪のボイコットの報復として多くの国がボイコットした。

1988年9月17日~10月2日:ソウル五輪(韓国)
ボクシングで金メダル獲得の選手が審査員5人中3人が韓国側に買収されていた。

1996年7月19日~8月4日:アトランタ五輪(米国)
1996年7月27日:五輪公園の野外コンサート会場で爆破事件。犠牲者2人、負傷者111人。

2000年9月15日~10月1日:シドニー五輪(オーストラリア)
2000年6月4日:スマトラ島沖地震、Mw8.0、死者100人以上。

2008年8月8日~24日:北京五輪(中国)
2008年5月12日:中国、四川大地震、Mw7.9、死者・行方不明者約8万7000人。

2016年8月5日~21日:リオデジャネイロ五輪(ブラジル)
開催期間中に日本人だけでも19件の強盗などの犯罪被害があった。

2018年2月9日~25日:平昌冬季五輪(韓国)
2017年11月15日:浦項(ポハン)地震、M5.4、韓国観測史上最大級、重軽傷者82人。

2021年7月23日~:東京五輪
2021年7月3日:熱海市土石流、死者18人。

 特に東京を舞台に定めたオリンピックでは三度のうち一度目が“返上”となり、二度目の1964年には死者26人が出た新潟地震が起き、三度目となる今回は7月に入って熱海市の土石流で18人が命を落としている。このようにまとめてみると、「五輪は災害やテロがつきものなのか?」と思えてくるではないか。

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