致死率90%のウイルスが蔓延したらどうなる? ワクチンも無効… 人類滅亡のシミュレーションに戦慄
「進化」や「変異」は、分子生物学など現代科学において明確な定義がなされている用語である。現在、新型コロナ・ウイルス「変異」株が猛威を振るっている。とくに現在の感染状況を引き起こしたデルタ株は、潜伏期間が従来型よりも2日短く、体中での増殖速度が最大1,000倍とも言われ、ますますの注意が必要である。
たとえば、デルタ株に感染すると人体のウイルス密度は従来の感染者よりも高い数値となり、最大1,260倍に達するともいわれる。米国立アレルギー・感染症研究所(NIAD)のロシェル・ワレンスキー局長は「効果的対応が可能だ」としてワクチン接種を促しているが、さまざまな懸念が渦巻いていることもまた事実だ。
いまはまだ「変異」だが、もしウイルスが人類にとってさらに凶悪なものへと進化したら……果たして我々は生き残れるのか? 2016年3月に配信した記事を再掲する。
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毎年流行を繰り返すインフルエンザ、今シーズンも日本全国で感染者が続出している。4日に国立感染症研究所が発表したところによれば、感染者数は減少傾向にあるということだが、先月末には天皇陛下が感染したことも確認されており、まだまだ油断ができない状況だ。
インフルエンザの怖いところはその強い伝染力である。現在流行しているものは治療薬が充実していることもあり、甚大な被害をもたらすまでには至らないが、強毒性の鳥インフルエンザが人から人へと感染するような突然変異が起きれば、人類は危機に瀕するだろう。
もし、そのような感染症に自分が感染してしまったらどうなるのか、そんな疑問に答えてくれるサイトがある。「COLLAPSE 社会終焉シミュレーター」では、史上最悪のウイルスに自分が感染してしまったら、どのように世界に伝播して、地球を滅亡させるのかをシミュレーションしてくれるのだ。
■自宅で感じた熱っぽさから……
潜伏期間7日、致死率90%にも上る架空の生物兵器ウイルス「コラプス」に感染してしまったらどうなるのか。このシミュレーションでは現実にある「天然痘」に感染したとして、自宅で感じた体の不調からはじまる悲劇を描く。
今回は住みたい街としてよく名前が上がる、吉祥寺に住んでいるとしてはじめてみよう。まず熱っぽさを感じたあなたは近くの病院に行くことにする。病院に移動するまでに544人の感染者を出し、さらにそこにいた救急救命士を介して、ほかの病院へと拡大していく。
5日目には感染者は1万人を超える。病院には患者があふれるようになり、感染しているあなたは薬をもらいに再び街に繰り出すことになる。しかし、薬局にはもう薬がなく、人々はパニックを起こしていた。これを受けて衛生当局がワクチンを配り始めるも感染拡大は止まらない。
7日目には犠牲者が出はじめ、政府は非常事態を宣言する。感染者は2万人を超え千人以上の死者が発生、この状況でも奇跡的に生き残ったあなたは、略奪や暴動により街が荒廃していくのを目撃する。そして9日目には感染者が4万人に増え、あなたは国外へ退避することにした。
ロンドンへと向かう途中、感染は爆発的に拡大。11日には感染者は5千万人に至り、死者も2万人に迫るものとなった。多くの国で国境が封鎖されるも世界は滅亡へと向かっていく。
17日目、感染者数11億、死者数2億、爆発的感染により各地で社会機能が停止する。発電所も稼働しなくなり、世界は闇に包まれていく。そして26日目、7億人の犠牲者を出したウイルスは人類の復興を完全に不可能にし、世界を滅亡させたのであった。
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2024.10.02 20:00心霊致死率90%のウイルスが蔓延したらどうなる? ワクチンも無効… 人類滅亡のシミュレーションに戦慄のページです。インフルエンザ、ウイルス、パンデミック、エボラ出血熱、新型コロナウイルスなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで