【重要】「猿の脳に有毒物質を注入」実験も…米コロナ対策トップ40年以上の動物虐待が暴露される

 元米国農務省の獣医師で感染症の専門家であるジム・キーン氏によると、優れた実験デザインには動物実験が必要であるという了解が研究者間に浸透しており、また、NIHのトップであるファウチ博士の責任も大きいという。

「ファウチやコリンズような人たちは、本当に動物モデルを信じているのです。この2人が指揮をとっていることには大きなインパクトがあります。動物実験に対する2人の責任者の揺るぎない姿勢は、科学全体の基調となっており、彼らのせいで、動物実験が業界のスタンダードになっています」(キーン氏)

画像は「Getty Images」より

 チンパンジーを使ってHIVウイルスワクチンを研究していたファウチ博士は動物実験で期待通りの結果を出すことができなかったが、現在では、機械学習が動物実験を上回る結果を出しており、近い将来には人体全体をシミュレートするAIも開発されると考えられているそうだ。そうなれば動物実験はまったく不要になるだろう。

 しかしそもそも動物実験は全く無意味だという意見もある。動物愛護家で公衆衛生の専門家であるジェレミー・ベッカム氏は、「動物実験はほとんどすべてがでたらめであり何も達成できないので、『代替品』自体を必要としません。『占星術の代わりになるものは何か』と聞くようなものです」と話す。

 無駄な動物実験が続けられていることには、研究組織の構造的な問題が大きく関わっていることは明らかだが、ファウチ博士のような研究者がトップに君臨している限り、その構造は変わらないだろう。オーストラリアの哲学者ピーター・シンガーが著書『Animal Liberation(動物の解放)』(1975)において、動物実験の残酷さと無益さを告発してから45年経てもなお、このような悪がはびこっているのは嘆かわしいばかりだ。

参考:「The Gateway Pundit」、「Great Game India」、ほか

TOCANA編集部

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