太陽系は巨大な磁気トンネルに囲まれていると判明！ 全長は1000光年、宇宙観に画期的アップデート！

• 
• Xでポスト
• 

　研究チームは今後より複雑なモデリングを構築することを計画している。その一方でより感度が高く、より高解像度の観測が研究にもたらす恩恵も計り知れないと示唆している。

「磁場は孤立して存在するわけではありません。それらはすべて互いに接続する必要があります。したがって、次のステップは、この局所磁場が大規模な銀河磁場と私たちの太陽と地球の小規模な磁場の両方にどのように接続するかをよりよく理解することです」（ジェニファー・ウェスト博士氏）

　研究チームの斬新な“トンネル”モデルは、科学コミュニティに新たな洞察をもたらすだけでなく、我々の“宇宙観”に画期的なコンセプトをもたらすことは間違いないといえそうだ。

「私たちが夜空を見上げる度に、これらの構造物が至るところにあると想像するのは素晴らしいことだと思います」（ジェニファー・ウェスト博士氏）

　太陽系を包囲する“トンネル”が実際にどういうものであるのか、ひょっとするとワームホールのようなものであるのか、いろいろと気になるところだが、引き続き今後の研究の進展に期待したい。

参考：「Science Alert」、「Sci-News」、ほか

文＝仲田しんじ

仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター　@nakata66shinji

仲田しんじの記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

 
• 前のページ
 
• 1
 
• 2

関連記事

• 

  「ダイヤモンドの大雨」が降る惑星が確認される！ 天王星型惑星の謎と神秘とは？

• 

  地球、太陽系から追い出される可能性ガチ浮上！論文公開、人類滅亡シナリオがまた1つ追加される…