【未解決】『名古屋市西区主婦殺害事件』と『世田谷一家殺害事件』『妊婦切り裂き殺人事件』に奇妙な類似点! 犯人は…
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さて、この事件について知ったとき、筆者がまず真っ先に思い浮かべたのは、これよりも約11年前の1988(昭和63)年3月に、同じ名古屋市で発生した『名古屋妊婦切り裂き殺人事件』である。この事件の詳細については、以前、筆者が書いた別記事や、ネット上の情報などをそれぞれご参照頂ければと思うので割愛するが、なぜ筆者がこの事件を思い浮かべたかというと、それは、完全に「ただの偶然」であると思われるが、両事件に奇妙な一致点があるからである。
まず、今回の『名古屋市西区主婦殺害事件』と同様、『名古屋妊婦切り裂き殺人事件』においては、夫が仕事で出ている間に、自宅であるアパートで主婦が殺害されている。しかも、両者はくしくも「3DKの間取り」の部屋であり、その犯行時刻も、午前中ではなく、昼下がりの、一般的には実にのんびりとした時間帯に行われているのだ。無論、前述の通り、これは完全に「ただの偶然」でしかなく、2つの事件におけるこうした奇妙な一致点だけで、両者を結びつける気は毛頭ないが、年月が経過しているとはいえ、そう遠くはない地域で、ともに何の脈絡もなく、自宅でのんびりと過ごしていた主婦が惨殺されるという事件であるだけに、どうしても気にはなってしまうのである。
また、“奇妙な一致”ということでいうと、この『名古屋市西区主婦殺害事件』における犯人像を巡っては、くしくも前出の『名古屋妊婦切り裂き殺人事件』以外の、別の未解決事件とも、似通った印象を抱いてしまう部分がある。
たとえば、翌年の12月に東京で発生した『世田谷一家殺害事件』(上祖師谷三丁目一家4人強盗殺人事件)がその典型だ。この事件の詳細については、あまりに有名であるため、同じく今回は割愛したいと思うが、同事件の犯人は、それこそ『盟三五大切』の「茶漬け」ではないが、犯行現場となった被害者宅で、一家の殺害後にネットサーフィンをしたり、アイスを食べたりしながら時間を過ごし、しばらく経ってから逃走したと見られている。
『名古屋市西区主婦殺害事件』の犯人が、アイスを食べた『世田谷一家殺害事件』の犯人と同様に、犯行後に乳酸菌飲料を飲んだかどうかは定かではないが(※もっとも、『世田谷一家殺害事件』の犯人がアイスを食べたのも、犯行前であった可能性も否定できないだろうが)、通常、こうした事件を引き起こした場合は、よほど周到な隠蔽工作でも用意していない限り、現場から一刻も早く立ち去るのが鉄則だ。
両事件の犯人は、ともに負傷箇所を手当てした可能性があるとはいえ、「犯行後の滞在時間の長さ」という点で、筆者はどうしても気になってしまうのだ。また、『世田谷一家殺害事件』の犯人は、『名古屋市西区主婦殺害事件』の犯人と同様に、刃物を使っての犯行であるものの、被害者と揉みあいになった際に負傷し、現場にて止血したとされている。こうした点から、筆者は、頭では「関係がない」とわかっていても、妙に似た臭いを感じてしまうのだ。
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2024.10.02 20:00心霊【未解決】『名古屋市西区主婦殺害事件』と『世田谷一家殺害事件』『妊婦切り裂き殺人事件』に奇妙な類似点! 犯人は…のページです。世田谷一家殺害事件、未解決事件シリーズ、名古屋市西区主婦殺害事件などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで