京急線で突然“ノイズや悲鳴”が聞こえる区間がある!? 鉄道怪談収集家が「赤い電車の呪い」に迫る!
イヤホンのノイズが、確かにある。電波状況が悪いということもあるかもしれないが、悲鳴ではなく、聞いていた音楽がとぎれとぎれになった。周りを見ると、びくっとしてきょろきょろとしてイヤホンを外す乗客もいた。
おもに10代20代の男性の耳に聞こえるようだった。やはり、このノイズは聞こえる人には聞こえているのだ。
特別な霊周波があるのかもしれない。そう思いふと見ると、目線の下に墓が見えた。 後日、京急線のその区間で飛び込み自殺があったと通勤客Ⅿさんから写真付きの情報が入った。駅員が遺体を抱える写真のほか、生生しいにもかかわらずホームの客が平然とその遺体の袋を見ている写真にも驚いた。
「ホームにいる客は日ごろから飛び込み現場に慣れているのだろう」と同時に「あのノイズに誘われて、犠牲者が出たのかもしれない…」とも思った。ノイズを聞いたあとに、偶然にも死亡事故が起きたことになる…。
お墓の霊がこっちへおいでと誘っているのだろうか。
■ブルーライトのある駅
前述の情報提供者、星野さんは続ける。
「駅のブルーライト、あれわかります? でね、これ、さっきの霊園の駅がある場所なんですよ。仲木戸駅とね、弘明寺駅とか暗い駅にはあるんです。柔らかい青い光が自殺を考えてる人を抑えるということで、自殺を防止するためにブルーライトを設置したのかも……、なんて言われてるんですけど、実際は違うようですよ。だって、全然防止できてませんからねえ」
実際はどうなのか尋ねてみた。
「霊感がある人はあの光を見て、口揃えてこう言います。『幽霊がこちらの存在を認知できないようにするためだ』と」
一銀は、夜更けにブルーライトを確認するため京急線各駅停車に乗った。ところが、屏風ヶ浦、杉田、京急富岡、などブルーライトがある駅は多い。特に周辺に店がない駅は、明かりがないため、かなり夜は暗くなる。
この青白い光が心を休めてくれるのだろうか? むしろ怖さが先に立つ。そしてどのライトもホームの端にあるのが気になった。これはつまり、端から飛び込みやすいから設置している、ということなのだろうか。
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2024.10.02 20:00心霊京急線で突然“ノイズや悲鳴”が聞こえる区間がある!? 鉄道怪談収集家が「赤い電車の呪い」に迫る!のページです。怪談、自殺、人身事故、鉄道、鉄道事故、一銀海生、京急、脱線などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで