サンマとカツオの価格が元に戻った国家機密級の理由とは?


 ことしは大戸屋で「さんまの炭火焼定食」が980円で食べられる。なんということのない秋の味覚情報に思われるかもしれないが、それが異変だということにお気づきだろうか?

 昨年、さんまの価格が3倍に高騰しわれわれの手に入らなくなった。昨年秋のさんま定食は2000円を超える高額メニューになってしまったのだ。

 昨年のさんま高騰は、地球温暖化による魚群全体の北方移動が引き起こしたと言われている。海水温の上昇を嫌って魚群全体が北に移動したことで、それまでの漁場でさんまがまったく獲れなくなったのだ。さんまだけではない、さけ、カツオ、マグロなどさまざまな主要魚の魚群の位置がどこか北の方向に移ってしまったのだ。

 温暖化で日本の漁業はあと数年で終わりを迎えるといわれていた。魚は海のどこかにはいるのだが、漁船のレーダー能力では広い海原のどこに魚群が移動してしまったのかがわからないからだ。

 前例もある。昭和28年に北海道沿岸からニシンが消えた。あれほどの豊漁を誇り、沿岸にニシン御殿が立っていた漁村はその年を境に寂れていく。ニシンがどこに消えたのかは誰にも見つけられなかった。その時と同じことが東北のサンマ漁にも、高知のカツオ漁にもこれから起きる。日本漁業全体の危機だった。

 ところが2021年は消えたはずのサンマもカツオも一転して豊漁となる。サンマの卸売り価格は一昨年と同じ庶民価格に戻ったのだ。

 それに関して不思議な情報がある。どこまで真実かは不明だが、ある東北の漁協に所属する漁船のオーナーの見解が非常に興味深い。

「どこかから入ってきた情報で、漁協全体で漁場の位置を大きく東北東に移動させたんだが、そしたらいるんじゃよ。サンマの大群が」

 ところがその情報がどこから出たのか、漁協の中で確認してみたところ、誰が情報元なのかさっぱりとわからないのだ。

 さて、こんな情報もある。2021年10月14日、リチウムイオン蓄電池で動く最新鋭潜水艦「はくげい」が進水した。「おうりゅう」「とうりゅう」「たいげい」に次ぐ高性能艦の四号艦である。

 これら新型艦の特徴はディーゼル音を出さない静音での海中走行が可能なことに加えて、潜水艦よりもはるかに小型の敵に対する索敵能力にすぐれる点にあるという。具体的にはドローンの水中版のような小型で自律侵攻型のロボット兵器の領海侵入を探知し、それを排除する能力を持っているということだ。

「ひとことで言えば新型潜水艦なら遠く離れて泳ぐマグロ一匹の動きも追跡できるのです」

 と消息筋は語っている。

「おそらく防衛庁では日本国の排他的経済水域のどこにどれだけの魚群が移動したのかは、ビッグデータとして完璧にマッピングできているはずです」

 危惧されたオリンピック期間の海上でのテロ行為も一切発生せずに済んだのは事実。そしてひょっとすると彼らは、平和な間は海深く潜り日本国の経済を守るための任務を遂行しているのかもしれないのだ。

関連キーワード:, , ,

文=ホラッチェ

フューチャリスト。近未来の経済分析が得意。ただしその分析の大半はホラだと周囲に思われている。

ホラッチェの記事一覧はこちら

※ 本記事の内容を無断で転載・動画化し、YouTubeやブログなどにアップロードすることを固く禁じます。

人気連載

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現実と夢が交差するレストラン…叔父が最期に託したメッセージと不思議な夢

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.11.14 23:00心霊
彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

彼女は“それ”を叱ってしまった… 黒髪が招く悲劇『呪われた卒業式の予行演習』

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.30 23:00心霊
深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

深夜の国道に立つ異様な『白い花嫁』タクシー運転手が語る“最恐”怪談

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.16 20:00心霊
“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

“包帯だらけで笑いながら走り回るピエロ”を目撃した結果…【うえまつそうの連載:島流し奇譚】

現役の体育教師にしてありがながら、ベーシスト、そして怪談師の一面もあわせもつ、う...

2024.10.02 20:00心霊

サンマとカツオの価格が元に戻った国家機密級の理由とは?のページです。などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで

人気記事ランキング11:35更新