日本のゴールド「天皇の金塊」をジェームズ斉藤が徹底解説・第二弾! ロスチャイルドとバチカンと日本の歴代首相…知られざる真実!



ジェームズ さすがにこれ以上の詳細は言えません(苦笑)。ただ、周辺の話として日本の秘密資金の話はしておきましょう。前回、「日本は明治以降ずっと戦争を続けてきましたがそれはゴールドを集 めるためだ」という話をしました。そのゴールドの多くは太平洋戦争前からのものです。日本の隠しゴールドに詳しい人でも太平洋戦争中のフィリピンからのものだと思っている人が多いのですが、一番はシベリア出兵でロシア皇帝のゴールドを手にしたのが最も大きいのです。

──太平洋戦争中、東南アジアからのものが最大だと思っていたんですけど違うんですね。でも、確かにシベリア出兵に関するwikiを見ると「 共産主義の封じ込めという目的のほかに帝政時代の外債と、 露亜銀行などのさまざまな外資を保全する狙いもあった」 と書いてありますね。

ジェームズ シベリア出兵はイギリス、フランス、アメリカなんかも軍隊を出していますから。 こういった国々の本当の狙いもロシアのゴールドでした。教科書では「反革命のため」や「チェコ軍を助けるため」とか書いていますが、そんなことはありません。自国の利益がなければどの国も軍隊を出したりしません。

──じゃあ、イギリスやフラン、 アメリカもゴールドを狙っていたと。

ジェームズ そうです。その中で最後まで撤兵しなかったのが日本でした。他国は1920年にはシベリアから撤退していましたが、日本は2年後の1922年までシベリアに残っていました。実はこれが凄いのです。歴史を振り返ってみればわかると思いますが、世界最強を誇ったナポレオンやヒトラーの大軍もロシアの冬に直面した瞬間、敗走しています。ところが、帝国陸軍はマイナス35度にもなるシベリアの冬を数回も乗り越えているのです。世界軍事史でも奇跡レベルの作戦ですが、重要なのはそのような超過酷な状況でも大軍を派兵させ続ける特別な事情があったということです。やはり真の作戦目標はゴールドの回収で、日本はロマノフ王家の財宝を狙っていました。実際、帝国陸軍が放った石光真清という諜報員が白軍( ロシアの反革命軍)からゴールドを預かったことをのちに証言しています。

 この石光ですが、甥が元厚生大臣の橋本龍伍、 龍伍の息子が元首相の橋本龍太郎ですからただ者ではありません。そういう人たちが暗躍したのがシベリア出兵で、狙いはロマノフ家の宝でした。

 ロマノフ家は1600年代から続く、名家ですから財宝も相当のものだったはずです。といってもこれは強奪ではありません。日本は日露戦争で取れなかった賠償金を回収しただけです。また、日露戦争の戦費はロスチャイルド家に同居していたユダヤ人から出ており、これを『坂の上の雲』 等では美談として語られることが多いですが、実は「大日本帝国に帝政ロシアのゴールド回収をさせる」 というのが真の戦争目的でした。

──日露戦争の戦費はクーン・ ローブ商会が金を出したと言われていますが、クーン・ ローブの一家ってゲットー時代、 ロスチャイルド家と同居していましたよね。

ジェームズ そうです。ですから、 日露戦争に実質的に金を出したのはロスチャイルド家で狙いはロマノフ家のゴールドだったんです。ですから、ロマノフ家のゴールドはロスチャイルド家にも渡っています。その後、日本は太平洋戦争でもゴールドを手に入れています。何度も言いますが、 日本の戦争の目的の一つはゴールドを集めることでした。これは世界史でも稀な例で、大日本帝国ほど一貫して戦争で組織的にゴールドの回収を行なった国はありません。そうなった理由は明白です。 大日本帝国を作った伊藤博文等の明治の元勲たちはロスチャイルド家の支援を受けていたからです。つまり大日本帝国とは「アジアにおけるロスチャイルド家のゴールド回収部隊」 だったという歴史の側面があるのです。

──そう考えると日本にゴールドが集まる理由もわかりますね。 前回の原稿で具体的に数字を明かしていますが、 いま現在でもそれだけあるのも納得ですね。

ジェームズ 日本国内とフィリピンにいまでも相当残っています。また、 戦争中には天皇の名義でスイスの銀行にも預けられています。 1944年に天皇家のゴールドの一部を陸軍参謀本部がスイスへ輸 送したことがわかっています。ほかには病院船で運んだり、 帰還船で運んでもいました。 帰還船というのは敵国の人間を本国に戻すための船です。 ちなみに、 天皇のゴールドの移送などを担当したのはバチカンの諜報機関の関 係者です。前回も少し触れましたが、バチカンは超国家勢力です。 彼らは宗教勢力なのでどの国に対してもニュートラルなポジショニ ングで対応できる特殊な組織のため、 連合国にも枢軸国にも人が送れるのです。 当時から世界最強の諜報機関はバチカンだと言われていました。

──天皇陛下もバチカンとは仲がいいですよね。

ジェームズ とてもいいです。それは天皇のゴールドがバチカン銀行にもあり、 大のお得意様だからです。仲がいいのは当然でしょう。また、 天皇の側近にバチカンの使者もいました。 彼はイエズス会の人間でフィリピンでも暗躍していました。 実はマッカーサーも同様で、 天皇とマッカーサーには共通点があって、それがフィリピンにゴールドを隠していたという点です。

──そういえば、 マッカーサー家はフィリピンでゴールドの精錬所を持っていたって 話を聞いたことがあります。

ジェームズ マッカーサーはフィリピン利権のドンで、 GHQもフィリピン人脈が多いんですよ。その一方で、 天皇家も戦前からフィリピンとつながりがあって、 杉山元という陸軍参謀総長でのちに元帥となった人がいるんですが 、この人は昭和天皇から凄く信頼されていた人で、20代、 30代は諜報員として身分を偽装してフィリピンに潜伏しているん です。しかし、満州とかならわかるんですけど、 フィリピンで偽装するというのはまれなミッションだと思うんです 。米国が当時、 フィリピンを植民地にしていたのでそれを監視するという目的だっ たのかもしれませんが、 ゴールドの案件で行っていた可能性も高いです。 そういう人間が開戦当時の陸軍参謀総長で作戦計画のトップだった わけです。ですから、 そういう意味では天皇陛下の周辺もフィリピン人脈が多かったんで す。このゴールドが戦後は日米共同管理となっていったんです。 しかし、あることがきっかけで日本の管理となって日本の秘密資金となります。

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