「目黒夫婦殺傷事件」犯人の“謎すぎる”行動が意味するものとは!? 警察発表に違和感
また、Aさん宅そのものについても、少し高めの場所にあり、見晴らしも良く、角に立っているため、たしかに通りからも建物自体はよく見えはするし、車庫も2つあるなど、見ようによっては豪邸であるともいえるが、その実、事件発生当時にはすでに築40年程度となっており、「豪邸」というイメージでいえば、むしろ隣家の方がそれらしい雰囲気を持っているし、築年数的にもずいぶんと若いように見受けられる。また、通りからAさん宅の玄関へは、十数段の階段を上る必要があり、さりげなく通りから中の様子を観察するだけで正確に把握することは難しく、住民の在宅状況なども掴みづらいことから、とてもではないが「たまたま目に付いた家に入った」とは思いがたいのだ。
とはいえ、あえて「警察発表が仮に正しい」とし、Bにとってこの家が本当に「たまたま目に付いた」と考えるのであれば、B自身かなりこのエリアに詳しいことになってしまう。当然、そこまで土地勘があるのならば、少し足を伸ばせば、有名芸能人や一流企業のお偉いさんなどが暮らす豪邸が立ち並ぶ場所があることも知っていたと考えるのが自然で、そこから標的を選ばずに、この家を狙ったというのは些か不自然なのだ。実は筆者は、まずここに、“警察側の意思”が働いているように思われてならない。おそらくBが実行犯であることは間違いないのだろうが、Aさんを殺害するにあたっての動機という点では、「捜査当局が薄々感づいてはいるものの、なかったことにしたい要素」が潜んでいる可能性も否定できないのではないだろうか。だとすれば、この事件は「強盗殺人事件」ではなく、「別の形での殺人事件」であり、万が一にもそうであるとするならば、現時点においても「本当の意味での未解決」であるといえるだろう。
※ 後編(26日18時に配信予定)に続く!
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2024.10.02 20:00心霊「目黒夫婦殺傷事件」犯人の“謎すぎる”行動が意味するものとは!? 警察発表に違和感のページです。強盗殺人、未解決事件シリーズ、目黒夫婦殺傷事件などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで