【実録】新興宗教に洗脳された両親に騙されて受けた「恐怖の儀式」を完全激白! 短刀男に囲まれ…!
人々が病めるとき弱るとき「宗教」は救いの手を差し伸べるものだ。しかし、人間を食い物にして搾取し家庭崩壊、家族離散に追い込む「カルト宗教」がある――宗教・オカルトの専門家・神ノ國ヲが被害者の激白を聞いた!(後編)
――ご両親とも洗脳されてしまったと?
C氏:はい、最初、父は「母さんはオレが守っていくから、お前たちは自分の人生を生きていけ」と言って、最高にカッコ良かったんですが、最後はガッツリと洗脳されてしまいました。
――どの新興宗教ですか?
C氏:結構あちらこちらで訴訟している団体なので、名前は伏せましょうか。仏教系で巨大な社殿を持つ団体です。後で調べて判明したのですが、どうやら年収が高い階層を狙い撃ちしている宗教でした。
たとえば私の父は、某大企業の大部署の助役クラスまで入っていました。しかし、それでも信者の中では年収は低い方でした。たとえば、有名な某小売店メーカーの社長は、信者として有名な方ですが、おそらく団体への献金は毎年数億円を超えていると思います。本当にヤバい団体ですね。
――どんな勧誘を?
C氏:最初、母方の叔父から連絡があったんです。「仏様の話きかない?」って。両親が喜びますし、決して親孝行してきた身でもなかったので「まあ仏教の有難いお話を聞くだけなら……」と両親に連れられて、その団体本部のある巨大社殿へと向かいました。
初日は某地方都市のホテルで4時間ほど仏教に関する映像を見せられたり話を聞かされたりしました。「いや、これ、手塚治虫のブッダじゃん?」と思って笑ってしまいました。その後、寺院内部のツアーに向かいます。灯籠の高さが5〜6mもあって、本当にデカい。そして、それを案内役の信者がとにかく自慢するんですよ。「最大規模の寺院です」と。その証拠なのか、カンボジア等、各国の偉人から献呈された仏像を見せられました。
そして、本堂がヤバい。赤色と金ピカで、秀吉みたいな絢爛さでした。案内役いわく、各国からの支援をうけて仏教の砦をつくるために建設されたそうです。
あと見学者・個々人に順番に一言ずつ感想を言わせるんですよ。それで私も信者の度重なる自慢に飽きて腹が立っていたので、怒らせてやろうと言ってやりました。「豪華絢爛な本殿よりも、カンボジアから献呈された質素な仏像のほうが美しい、むしろ宗教の本質を現しているのではないか」と。
――ケンカを売ったんですか!?
C氏:はい(笑)。すると案内役の後ろで黙っていた幹部みたいな人が、私をやたら褒めちぎって菩提樹の実から作った数珠をくれたんです。何やら貴重なものらしくて、母が目を潤ませて感動している。あぁ、負けた、と思いました。莫大な金を集める新興宗教ですから、私のような反抗的なものにも慣れていたんでしょうね。初日はそんな感じでした。
――2日目は?
C氏:謎の儀式に参加させられました。ここで両親が嘘をついていることに気づいたんです。死装束のような白服を着せられて、仏教の基本的なテーマについての有り難い話を聞かされました。曰く、釈迦の最後に残した教えが、大乗仏教が始まる前に日本に到達し、それが天皇家によって守られてきた、ということでした。有名人も皆信者だとか、真の教えだから秘匿されているとか。
200畳はある大部屋に集められて入会儀式をするんですが、両親が自分たちのために100万円以上を包んでいて、それを私と妹で向こうにいる僧侶に手渡して来い、と。どうやら推薦者が入会費を納める仕組みなんです。
こんなバカげたことはないですし、金がもったいないので「辞めます!」とその金を懐に入れると、父が場を弁えながらも怒るんです。さらに、会場に控えている下っ端信者10人に囲まれて、幹部みたいな人も出てきて、偉そうに「疑問を持てる人間こそ、この信仰に向いてる」なんて説得されて。いや、怖いですよ、自分と妹以外は洗脳された信者で、十数人に囲まれたわけですから。結局、根負けして言われる通りにしました。
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2024.10.02 20:00心霊【実録】新興宗教に洗脳された両親に騙されて受けた「恐怖の儀式」を完全激白! 短刀男に囲まれ…!のページです。仏教、儀式、カルト、洗脳、家族崩壊などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで