住民が無敵ビームと吸血アタックの餌食に…! 軍も阻止を断念したブラジル「コラレス島UFO襲撃事件」が怖すぎる

●1977年11月2日午後7時~午後11時30分:オラリア・クファー氏
 オラリア・クファー氏は、70メートルほど先の低空を移動するUFOの姿を目撃した。機体は直径約3メートル、高さ2メートルほどのドーム型の円盤で、底部のハッチが開いて中からヒューマノイドが出てきたのである。

 シームレスなボディスーツに身を包んでいたヒューマノイドは、小柄であるが筋肉質な体つきであった。クファー氏は思わずその場から逃げ出したが、それに気づいたのかヒューマノイドは手から赤い光線をクファー氏に向けて放った。

 幸いにも光線の直撃は免れたクファー氏だったが、友人らのいるボートまで逃げて来ると、追ってきたと思われるUFOが現れてボートに接近してきた。一行はボートを放棄して逃げ出したが、遠くから様子を覗っているとUFOからヒューマノイドが出てきてボートを少し調べ、再びUFOに乗り込んで飛び去っていったのだった。

住民が無敵ビームと吸血アタックの餌食に…! 軍も阻止を断念したブラジル「コラレス島UFO襲撃事件」が怖すぎるの画像4
画像は「Pixabay」より

■彼らの目的は何だったのか?

 現地の人々からこのような証言と体験談を集めたボブ・プラット氏だったが、その一方でブラジル空軍によって公開された機密解除文書は氷山の一角に過ぎず、この事件に関する驚くべき写真や映像、そして情報が決して一般には明らかにされない可能性があると指摘している。

 この事件を取り上げたオルタナティブメディア「Unknown Boundaries」の記事で、執筆者のチェット・デンベック氏は事件の特徴を整理している。ポイントは以下の3点だ。

1. UFOとその搭乗者は人間の反応を気にせず、大胆に採血し、まるで征服軍のようにボートや家屋を調べた。

2. UFOとヒューマノイドは夜間に活動し、日中は周辺の水場に隠れていた。

3. UFOとヒューマノイドは無敵状態にあり、軍のヘリコプターが彼らを追跡したり、彼らの行動を阻止しようとしてもまったくの無駄骨に終わった。

 そして最も不気味であるのは、彼らがここにやって来た動機が見当もつかない点にある。また採取した人々の血液をどのような目的で使うのかについても謎だ。

 閉ざされたコミュニティに暮らす島民による「集団ヒステリー」なのだという見解もあるが、少なくとも機密解除された公式文書や写真がある。そして、これまでTOCANAが何度も報じてきたようにブラジルに出現するUFOは、どれも非常に攻撃的なものばかりであるという特徴にも一致する。45年前に起きたこのUFO襲撃事件に新たな光が当たることがあるのか。それとも同様の現象が今後どこかで起きることがあるのか、予断を許さない。

参考:「Unknown Boundaries」、ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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