超古代文明から太平洋戦争まで元自衛隊幹部が歴史のタブーと陰謀を大暴露(インタビュー)

 長引くウクライナ戦争により混沌とする世界情勢。さまざまなプロパガンダやフェイクニュース、陰謀が錯綜する今、いったい何を信じれば良いのか。 元海上自衛隊幹部のパイロットにして軍事の裏情報や防衛秘密を取り扱う立場にもあった神山清明氏に、国際社会に渦巻く数多くの陰謀について 話を聞いた後編をお届けする。

【前編】「ウクライナ戦争はロシアが勝つ」元自衛隊幹部が本音暴露!

超古代文明から太平洋戦争まで元自衛隊幹部が歴史のタブーと陰謀を大暴露(インタビュー)の画像1
イメージ画像:「Getty Images」

――自衛隊のパイロットでいらっしゃった神山さんですが、UFOを見たことはありますか?

神山清明(以下、神山)  残念ながらUFOを見たことはありません。しかし、広い宇宙に地球外生命体は存在するのではないでしょうか。今の人類よりも高度な文明があったとしてもおかしくないと思います。また、地球の歴史にしても、現在の文明と同程度もしくはより高度な文明が過去に存在して、それが滅びていた可能性もある。海底に沈んだ古代文明の遺跡が発見されていますし、エジプトのピラミッドにしても、どうやって建設されたか今だに謎のままです。

 聖書にも古代文明が破壊されたのではと思わせる記述箇所があります。例えば古代都市「ソドム」と「ゴモラ」の街がヤハウェの裁きによって破壊され、「硫黄と火の雨」が降り「後ろを見るな、目がつぶれる」などの記述は、もしかしたら核戦争についての描写かもしれないと思います。

――次に、2001年の米同時多発テロについてのご見解を伺えますか?

神山  私は9.11の時、米フロリダ州のタンパにいました。同市の南にはアメリカ中央軍の指令部があります。9.11の発生はニュースで知りましたが、その1時間後には犯人がビン・ラディンだと判明したことに、「アメリカの諜報機関の情報網は凄い」と思うと同時に違和感を覚えました。貿易センタービルに勤めていた企業の重役達がその日に仕事を休んでいたケースがある、というのも変な話です。

――つまり、対テロという理由で中東での戦争を正当化したかったアメリカの陰謀だと?

神山  歴史を分析する時、私は金の動きを見るようにしていますが、対テロ戦で儲かったのはアメリカの軍産複合体です。軍産複合体については、1961年にアイゼンハワーが退任演説でも警告していますので、陰謀ではない「事実」です。

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神山清明氏 画像は「勝兵塾」より引用

――神山さんの視点から、戦後の日本で教えられる歴史にも偏っている点がありますか?

神山  沢山あります。例えば、東條英機は「太平洋戦争をはじめた極悪人」というようなイメージがありますよね? しかし、当時の日本は石油ルートも止められ、実質的に戦争という選択肢以外はなかった。そのような事態を米国が仕組んだ面があります。事実、東京裁判の時「(太平洋戦争直前に米国務長官ハルが提示した最後通牒である)ハルノートを突き付けられたら、(ヨーロッパの小国である)ルクセンブルクさえ戦争をしたことでしょう」と、ルクセンブルクの元首相が東京裁判を評して言っています。

 そしてもう1つ、東條英機は日本を目指して(ロシア大陸を経由して)ナチスドイツから亡命してきたユダヤ人を助けていたんです。日本は当時、三国同盟(日本、ドイツ、イタリア)を結んでいたものの「我々はドイツの属国ではない。ユダヤ人迫害のような非人道的なことは容認できない」と。当時のリトアニアの領事である杉原千畝さんがユダヤ人にビザを発給しましたが、実は日本陸軍関東軍の助けもあったからこそ成立したことです。しかし、「東條英機は良いこともした」とするより、GHQは分かりやすく極悪人に仕立てたかったのです。

――そもそも歴史を善悪の二元論で語ることはできないとすれば、まさに勝者によって歴史は作られるのですね。

神山  東條英機らが訴追された「A級戦犯」という概念もアメリカが作り出したものです。現在に至るまで、オランダ・ハーグにある国際司法裁判所でもA級戦犯の定義は存在しません。

 また、南京大虐殺で30万人を殺害したというのも信じがたい話です。まず、当時の南京には人口が20万人しかいません。そして、日本軍は30万もの発弾を持っていませんでした。だいたい、30万人も殺害したら死体の山をどうやって処理するのですか。

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