エイリアンの宇宙船が月に墜落か！「あり得ない」新クレーターが出現、NASAも戦慄

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　今年3月4日、月面に新たなクレーターが誕生した。月面のクレーターは彗星や小惑星の衝突で生じると考えられており、今回も同様のものではないかとみられていた。しかし先日、NASAの月周回衛星ルナ・リコネサンス・オービターが撮影した新たな画像から、クレーターがこれまで見たこともない特徴を備えていることが判明したのだ。

　新たなクレーターは実際には2つのクレーターであり、東側のクレーター（直径18m）が西側のクレーター（直径16m）に重なっているという。

　NASAとアリゾナ州立大学の科学者は「二重のクレーターは予想外ですが、衝突した物体が両端に何らかの大きな質量を持っていた可能性が高いです。そこから考えると、打ち上げられたロケットが月に落下したのかもしれません。通常、使用済みのロケットはモーターの端に質量が集中し、残りの部分は主に空の燃料タンクで構成されています」との見解を示している。では、そのクレーターを作った物体は何なのか。最も可能性が高いのはイーロン・マスク氏の宇宙開発企業であるスペースX社か、中国の宇宙機関が打ち上げたロケットだという。しかし、月面に衝突した未知の宇宙船の軌道と完全に一致するスペースX社のロケットの発射記録は無く、中国も2014年に打ち上げられた月探査機「嫦娥5-T1」のブースターは「安全に地球の大気に入り、完全に焼却された」と主張している。

　それではNASAはどうなのかというと、アリゾナ州立大学の2016年のデータによれば、これまでに少なくとも47回、NASAの打ち上げたロケットが月面に落ちた事があるという。しかしNASAの落下物で「二重のクレーターができたものは無い」というのだ。

　だとすると、謎の「二重のクレーター」を生じさせた落下物は何だったのだろうか？ アメリカのハーバード・スミソニアン天体物理学センターのジョナサン・マクダウェル教授は、地球の軌道の外にあるスペースデブリの特定に関しては、非常に多くの「本質的な不確実性」があると述べており、地球に近いものは米軍の宇宙部隊が追跡しているものの、遠くにある物体は一般に無視されているとのこと。我々の知らないうちに、どこか遠くの天体から太陽系に飛来したエイリアンの宇宙船が月面に衝突していたのだろうか？

参考：「DAILY STAR」、ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS（アトラス）」からの提供です】

文＝飯山俊樹（ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

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