1942年にナチスが人類初の月面着陸を達成していた? 研究者が断言「トンネル基地も建設済み」
※ こちらの記事は2017年7月28日の記事を再掲しています。
1969年7月20日は人類初の月面着陸が達成された記念すべき日とされているが、なんと、その27年も前にすでに人類が月に降り立っていたという主張が話題を集めている。しかもそれは、あのナチス・ドイツによって達成されたというから驚きだ。
■1942年にナチスは月面着陸していた!?
2012年公開のスペースコメディSF映画『アイアン・スカイ』は、ナチスが敗戦直前に月面へ拠点を移して、秘密裏に反攻の準備を進めていたという設定だ。ナチスの月面基地は地球から見て月の裏側にあるため発見されずにいたのだが、2018年にNASAが月の裏側へと月面有人飛行を行なったことで基地の存在が発覚。そして、ナチスと人類の宇宙戦争に発展するというストーリー展開だ。
作品は随所にギャグが仕込まれたコメディSFなのだが、どうやら笑ってばかりはいられないのかもしれない。本当にナチスは一足先に月に進出していたかもしれないのだ。
ブルガリアの研究家ウラジーミル・テルッツオスキー氏は、ナチスに属するトップレベルの科学者たちが開発したロケットによって、1942年に人間が月面着陸を果たした証拠をつかんでいると主張している。ヒトラーは戦時中も極秘の“宇宙計画”を推進しており、その一部は成功を収めているというのだ。
ご存知の通り、当時ナチスはV2ロケットをはじめロケット兵器開発に力を注ぎ、現在の大陸間弾道ミサイルの基礎ともなる大気圏外へのミサイル打ち上げにも成功していたが、これら“超兵器”開発を統括していたナチスのハンス・カムラー将軍が終戦間近、南極にあるナチスの秘密基地に退避し“宇宙計画”に専心していたという。
「ドイツ人はおそらく1942年には大気圏外ロケット・ソーサーによって月面に降り立っています。月面着陸後、彼らは地表で掘削作業を開始してトンネルを掘り、終戦前には月に小さな調査基地が完成していました」(ウラジーミル・テルッツオスキー氏)
SF映画の話ではなく、実際にナチスが月面基地を作っていたとすれば驚くばかりだが、はたしてこの後、月面基地がどうなったのかについては触れられていないようだ。まさかナチスの残党は月面基地に逃れ、本当に反攻の機会を窺っているのか!?
■ナチスの“宇宙計画”を裏付けるのは?
ナチスに“宇宙計画”が存在したという主張を裏付けるのが、V2ロケットの開発にも携わったロケット技術のエキスパートであるヴェルナー・フォン・ブラウン氏の存在だ。
終戦のタイミングでアメリカに亡命したフォン・ブラウン氏は、その後、米陸軍のロケット開発チームのリーダーを務め、NASAにも在籍してアポロ計画の実現に大きく貢献した人物の1人となった。ロケット開発の傍ら、フォン・ブラウン氏が人類による宇宙進出の夢を抱き続けていたことも有名なエピソードで、すでに1936年の記録に「我々は月に行く」という発言が残されている。
また、ナチスの極秘“宇宙計画”の存在を示すもう一つの根拠が「ホルテン Ho229」をはじめとするナチスの“UFO開発”だ。
ナチスの“超兵器”のひとつだった「ホルテン Ho229」は、第二次世界大戦後期にホルテン兄弟が開発した全翼型戦闘爆撃機だ。全体が翼となっているジェット機で、見た目はまさに“UFO”そのもの。そして、このナチスの“UFO開発”には“宇宙計画”と分かちがたい結びつきがあるというのである。そして、終戦後も南極の基地で“UFO開発”と“宇宙計画”が進められていたということだ。
戦争の裏側として、日本陸軍の「731部隊」を見てもわかるように、平時ではできない実験や技術開発が秘密裏に行ないやすいという一面がある。戦時中の厳しい情報統制で、ナチスの月面着陸もまた入念に隠蔽されてきたということなのだろうか。続報に注目したい。
参考:「Daily Star」、ほか
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