宇宙人に通じる言語「Lincos」で書かれた詩集の“裏の目的”がヤバい! 異星間交流ではなく…!
2022.07.11 19:00
このように『Signals』は、パズル、アートピース、そしてもちろん星間交流など、様々な要素を持つ作品であるという。エイリアンを理想的な聴衆と見なすかどうかについてカーター氏は、人間が地球外生命体と接触し交流できる可能性については悲観的であると述べているが、エイリアンとコンタクトをとりたいという衝動それ自体に価値があり、アートたりうるものだと主張する。少なくとも、未知なる存在への呼びかけは、我々の脆くも美しい地球を再評価することに繋がるということだ。
『Signals』という詩集を発表したカーター氏だが、これが実際にエイリアン文明に届いて理解される可能性はきわめて低いことを認めている。しかしそれは、我々がより広大な宇宙に向かって自分自身を表現しようとする新たな芸術的試みでもあり、その表現活動が人類をより良い未来へ導くのだと結論づけているのだ。
エイリアンとのコミュニケーション願望は、実は表現活動でありアートであるというカーター氏の今後の活動に注目したい。
参考:「VICE」、ほか
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