地球に生命が誕生する確率90%「全く奇跡的ではない」と判明! 知的生命体=宇宙人はザラにいる!

画像は「getty images」より

 地球は奇跡の星だと言われる。人類の観測範囲においてこれほど豊かで生命にあふれている惑星はないからだ。しかし、知的生命体である人類の発生は確実なことだったのだろうか? 我々の存在は“偶然”に左右されてはいなかったのだろうか?

 この度、米コロンビア大学の天文学者デビッド・キッピング氏が、確率計算の一種であるベイズ推定を使い、地球上で生命が発生し、知的生命が誕生する確率を計算したという。科学ニュースサイト「Popular Mechanics」(5月20日付)を参考にその概要を見ていこう。

 キッピング氏は以下4つのシナリオを比較した。

1、      生命の発生:一般的、知的生命の誕生:稀

2、      生命の発生:一般的、知的生命の誕生:一般的

3、      生命の発生:稀、知的生命の誕生:一般的

4、      生命の発生:稀、知的生命の誕生:稀

 すると、生命の発生においては、地球はかなり適していることが分かった。9:1で生命の発生が一般的だったという。つまり10回シミュレーションを繰り返せば、9回は生命が発生するという高確率である。

 この結果は歴史的な事実とも合致している。ジルコンの堆積物から、生命の誕生は地球誕生からおよそ3億年以内だとする証拠があり、これは45億年の地球の歴史から見れば、かなり初期のことである。このことから、初期地球において生命の発生には困難がなかったと推測される。

 もし、地球と同じ環境を持つ惑星があれば、そこでも生命が発生している確率は高いと言えるだろう。ただ、キッピング氏は、扱ったデータが地球に固有のものであるため、安易に地球外惑星に適用することはできないと指摘している。

 では、知的生命体の誕生はどうだろうか? 知的生命体の誕生は生命の発生ほど頻繁に起こる出来事ではないようだ。その比率は3:2、5回に3回しか知的生命体は誕生しないというのだ。これは人類が地球の歴史のかなり最近になって登場したことからも示唆される結果だろう。知性の誕生は容易ではなかったことが伺える。

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