ペロシ米下院議長の台湾訪問、その後の超ヤバい展開とは!? 血を流すのは日本人… ジェームズ斉藤が緊急解説!
ジェームズ 高い確率であると思います。ただし、バイデン政権の場合は、それでも台湾訪問をしないことも考えられます。アフガニスタンの無様な撤退をみればわかるように、バイデン政権は世界から弱腰と見られても平気なところがあります。ですから、ここの判断は難しいのです。
──日本人の感覚的には「戦争になるかもしれないならぐらいなら行くな」というのが普通の考え方だと思うんですね。しかし、そんな単純な話ではないと。
ジェームズ そういった日本人の感覚は世界の中ではマイノリティです。たぶん、アメリカの中で「戦争になるかもしれないから行くな」という似非平和主義を口にするのは一部のエスタブリッシュメントぐらいで、一般のアメリカ人は「ここで引くのはありえない」というのが普通の思考です。そういう状況の中でペロシの台湾訪問の話があるということを理解しないと、なかなかこの問題は判断できません。
──今の説明で問題のポイントがやっと見えてきた感じです。では、最後にペロシの訪台によって米中関係が悪化した場合、日本はどうなるのでしょうか?
ジェームズ 台湾有事の場合、日本は戦争から逃げることはできません。米軍はすでに日本を武器供与の拠点にすると言っているわけですから、それが一気に進むでしょう。つまり、台湾の後方支援をするのは日本だということで、戦争から逃げることなどできません。
具体的にどんな支援をするのかというと、武器弾薬を船で運ぶことになるでしょう。しかし、そうなれば中国軍が日本の船を狙わないわけがありませんし、輸送の邪魔をするために尖閣諸島への侵攻も開始するでしょう。そうなれば日本は中国と直接対決することになります。海上輸送への妨害は海軍戦略でも重要で、日本の帝国海軍もアメリカの執拗な輸送船への攻撃で負けたほどです。
ただし、一気に戦争というふうには現時点ではなり得ません。それは軍事の常識であり、前述したように米中ともに軍の配置が完了していないということもありますから。
──逆に、本格的な台湾有事、米中が激突する前提ってどんなことが考えられるんですか?
ジェームズ 米軍で言えば、日本に本格的な武器供与の拠点が出来れば、戦争の現実味が帯びてきます。中国で言えば、最新鋭空母「福建」の就役次第でしょう。「福建」は今年の6月に進水式はしたものの就役は2024年以降のはずです。これが早まれば台湾有事は近いと思われます。
ただし、以上は軍事の常識での判断です。実際の戦争というのは、常識が通用しないことが多々あります。ここで重要なのは、習近平が焦り「今しかない」と思い、侵攻を命令すると一気に戦争になってしまうということです。日本の東條英機も「今しかない」と判断し、圧倒的な対米不利状況で真珠湾攻撃という博打を打ちました。独裁体制の恐ろしさはここにあります。
つまり、アメリカが仕掛けた罠に、習近平がハマるかどうか、今はここにかかっていると言ってもいいかもしれません。
もしも、習近平が「このまま引き下がると国内の江沢民派に潰される。そのような恥をかくのであれば、反対派諸共、亡国への道連れだ!」という自暴自棄の状態になってしまえば、即戦争も考えられます。
一方、仕掛けた側のアメリカは絶対安全圏にいます。台湾で有事が起きてもアメリカ本土やハワイには直接の脅威はないので傍観視ができますし、たぶんするでしょう。結局、最後に血を流すのは台湾人と日本人なのです。ですから、この問題は他人事として見るのではなく、自らの問題として考えないと、日本人はある日、突然、戦争状態に放り込まれて慌てふためくことになってしまうでしょう。ですから、台湾有事は日本の問題なのだといまこの瞬間から気を引き締めてほしいと私は思っています。
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2024.10.02 20:00心霊ペロシ米下院議長の台湾訪問、その後の超ヤバい展開とは!? 血を流すのは日本人… ジェームズ斉藤が緊急解説!のページです。台湾、習近平、中国軍、ジョー・バイデン、ナンシー・ペロシ、第三次世界大戦などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで