ペロシ米下院議長の台湾訪問、その後の超ヤバい展開とは!? 血を流すのは日本人… ジェームズ斉藤が緊急解説!
──では、ある程度目的は達しているので、ペロシが台湾訪問を強行する可能性はいま低くなっていると。
ジェームズ いえ、逆に高くなっていると思います。実は少し前まではどちらとも言えない状況だったのですが、今日(1日)の夜にCNNが台湾当局者の話として「ペロシは台湾に一晩泊まる予定だと語った」と報道しました。さらに未確認情報として「ペロシは火曜の夜に台湾に到着する」という話も伝えています。他のメディアでは訪台は未知数というものばかりだったのですが、民主党寄りのCNNが訪台をかなり匂わせているので、ペロシの台湾電撃訪問は信憑性が増しています。もちろん、最後の最後で行かない可能性もありますが、現時点ではペロシの台湾訪問は既定路線になっています。
──しかし、ペロシが本当に訪台したらどうなるんですか? 中国海軍が台湾に侵攻する可能性だってないわけではないですよね?
ジェームズ 間違いなくなんらかの報復措置はしてくるでしょう。習近平は今回のアメリカの行動により、国内でも追い込まれています。反習近平派=江沢民派の動きが活発になっているのです。江沢民派は浙江財閥を擁していますから、今かなり力をつけています。ですから、習近平がペロシに発している警告は本物で、ブラフではありません。実際に、北京は「不会坐視不管(静かに座って見過ごす訳がない)」という、朝鮮戦争時に北進するアメリカに対して発した警告と同じものを発信しています。
──絶対に報復すると言っているんですね。ということは、やはりペロシの訪台はマズいでしょう。
ジェームズ 一気に緊張状態は高まるでしょうね。ちなみに朝鮮戦争では「不会坐視不管」の警告後、数百万人の人民解放軍が朝鮮半島に雪崩込み、米軍が38度線まで撤退することになっています。今回の警告は歴史の繰り返しを彷彿させます。
とはいえ、そこですぐに戦争勃発かというと、それはそれで難しいでしょう。現状、中国軍にしてもアメリカ軍にしても戦力の準備がまだ整っていないので、いきなり台湾侵攻ということにはならないはずです。
──では、結局睨み合いで終わるという感じですね。
ジェームズ いえ、そこまで楽観視されても困ります。いくら米中の軍備が整っていないと言っても、米空母3隻が日本の九州南部、沖縄、フィリピン沖とまさに第一列島線を連結するような配置で対中包囲網を形成しています。対して中国海軍の空母は、2日の朝、海南島を出発した「山東」が南シナ海を航海しているはずです。何かのきっかけで戦闘状態に入る可能性もないことはないのです。ちなみに、この状況で戦闘になれば、米空母3隻vs中国空母1隻となり、中国は惨敗するでしょう。こういうのを見ても、今回の訪台はアメリカが仕掛けた罠でしょう。それがわかっているから習近平は窮地に立っているのです。
──う~ん、それならば、なおさらペロシの訪台ってないんじゃないんですか? 習近平を揺さぶるという目的はすでに果たしているので、それだけで十分じゃないかと思うのですが。
ジェームズ いえ、それは逆ですね。ここまで訪台すると言ってきたのに、結局、台湾に行かなかったとなると、今度はアメリカ国内から弱腰だと突き上げを喰らいます。世界的な評価も「なんだアメリカは口先だけの腰抜けなのか」と判断されかねません。すでに共和党議員の中から、「行くと言ったのに行かないというのは、アメリカは弱いというイメージを世界に植え付けてしまう」といった声が高まっています。
ですから、ペロシが訪台を止めれば止めるでバイデン政権は国内から叩かれるのです。11月の中間選挙は下院選挙もあるので、下院議員でもあるペロシ及び彼女の部下の議員の政治生命も危うくなります。
──では、もう訪台はあると。
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2024.10.02 20:00心霊ペロシ米下院議長の台湾訪問、その後の超ヤバい展開とは!? 血を流すのは日本人… ジェームズ斉藤が緊急解説!のページです。台湾、習近平、中国軍、ジョー・バイデン、ナンシー・ペロシ、第三次世界大戦などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで