「黒い目の子どもたち」欧米で目撃情報相次ぐ ― Black Eyed Kids、通称「BEK」の謎
※ こちらの記事は2014年10月13日の記事を再掲しています。
日本に都市伝説が存在するように、欧米にも数多くの都市伝説がある。その中でも未だ目撃談が絶えず、その目撃証言の多さからテレビや映画のキャラクターとしても登場して知名度を上げている「黒い目の子どもたち」について、9月29日付の「Huffington Post」が次のように報じている。
イギリスのスタッフォードシャー州にある美しい観光名所、カノックチェースにて「黒い目の子ども」として知られる幽霊の目撃情報を受け、自身もカノックチェース出身の超常現象ジャーナリスト、リー・ブリックレイ氏が徹底的な調査を始めた。彼は「この黒い目の子どもは30年前からこの場所で繰り返し目撃されています」と言う。
■子どもたちはこうして現れる!!
ブリックレイ氏が聞いた目撃証言の1つは、ある男性が妻と犬を連れてカノックチェースを歩いていた時、森林地帯に踏み込んだ際に、少女がクスクスと笑い声をあげながら現れたという話だ。
少女の瞳に虹彩(角膜と水晶体の間の膜。これによって目の色が変わる)や白目はなく全体が真っ黒で、頭はまるで首を吊られていたかのように不自然に傾いていたという。少女は5分ほど彼らを見つめた後、木が生い茂る森の中へと姿を消したということだ。
また、カノックチェース在住の女性が昨年の7月にやはり黒い目の少女を目撃したという証言も報告され、ブリックレイ氏はブログで紹介している。
「2カ月ほど前、心霊スポットとしても有名なバーチェス谷を娘と歩いていると、子どもの悲鳴が聞こえてきました。その声がする方へ向かって走りましたが、見つからず、立ち止まって呼吸を整えていた時に振り向くと、10歳にも満たないくらいの少女が両手で目を覆って立っていたのです。叫んだのが彼女だったのかどうかはわかりませんでしたが、私は安否を尋ねました。すると彼女は無言で両手を下ろし、目を開けたのです。その目が真っ黒だったので私は驚き、思わず娘を抱き寄せましたが、勇気を出してもう一度見ると、少女は既に消えていました」(ブリックレイ氏のブログより)
■1980年代から目撃され続ける黒い目の少女たち
ブリックレイ氏の叔母もまた、これに類する話をしているという。1982年当時18歳だった叔母はある夜、友人と共にカノックチェースで少女の助けを呼ぶ声を聞いたという。そして6~8歳くらいの少女が走りながら『助けてママ! 助けて!』と叫んでいるのを見てその後を追ったが、少女が森の奥へ差しかかった時に叔母の方へ振り返ったその顔は、やはり目が真っ黒だったという。これで叔母の足は止まり、その少女は森の奥へと駆け込み見えなくなったのだった。
ブリックレイ氏は「この2年間で9件の目撃情報を受けていますが、それぞれ異なった状況であるにも関わらず類似点が多く、信憑性があると思っています」と述べている。彼のブログではカノックチェースを含む、スタッフォード州近辺の超常現象が報告されており、黒い目の少女についての取材ビデオも見る事ができる。
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2024.10.02 20:00心霊「黒い目の子どもたち」欧米で目撃情報相次ぐ ― Black Eyed Kids、通称「BEK」の謎のページです。目、都市伝説、黒い目の子ども、BEKなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで