真夜中のハイウェイに潜む“何か” ― トラック運転手たちが遭遇した「幽霊車両」「UFO」「消えた時間」…戦慄の目撃談

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 アメリカ大陸を縦横に走る、長く、孤独なハイウェイ。夜の帳が下り、交通量がまばらになる頃、このアスファルトの道は、単なる道路ではない、もう一つの顔を見せ始めるという。

 木々の向こうに浮かぶ謎の光、ミラーに映っては消える幻のヘッドライト、そして気づけば失われている数時間の記憶…。広大なアメリカのハイウェイを昼夜問わず走り続けるトラック運転手たちは、時に、常識では説明のつかない不可解な現象に遭遇するという。

 これは、プロのドライバーたちが固唾を飲んで語り継いできた、真夜中のハイウェイで起きる戦慄の目撃談である。

ミラーに映っては消える「幽霊トラック」

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 全米のトラック運転手たちが口を揃えて語るのが、「幽霊車両」との遭遇体験だ。特に「アメリカで最も孤独な道」として知られるネバダ州の国道50号線や、アリゾナ州の州道87号線といった人里離れた道で、その目撃談は多発する。

「バックミラーに、猛スピードで迫ってくるヘッドライトが見えた。道を譲ろうと脇に寄ったが、次の瞬間、その光はどこにもなかった」

 現れては消える、謎のトラックや乗用車。時には、この幽霊車両と遭遇した際に、トラックの無線が途絶えたり、計器類が誤作動を起こしたりといった、電気的な異常を伴うこともあるという。かつてはCB無線を通じて噂として広まっていたこれらの話も、現代ではドライブレコーダーによって、その“証拠”が記録される時代になった。

 もちろん、その多くは、路面の熱によって光が屈折し、水たまりや遠くの物体がそこにあるかのように見える「逃げ水(蜃気楼)」や、長時間の単調な運転が引き起こすドライバーの錯覚だと説明される。しかし、すべての現象が、それで片付けられるわけではない。

UFO目撃多発地帯としての“ハイウェイ”

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 トラック運転手は、一般の人々よりもUFOの目撃率が高いという明確な統計はない。しかし、彼らが夜間の運転中に、説明のつかない光や飛行物体に遭遇するケースは後を絶たない。

 なぜハイウェイはUFOのホットスポットとなりうるのか。一部の研究者は、長く真っ直ぐな道と一定の交通パターンが、空の異常に気づきやすくさせていると指摘する。

 中でも、1976年に起きた「州間高速道路10号線事件」は、トラック運転手の間で伝説となっている。同じ夜、同じハイウェイを走行していた7人ものトラック運転手が、同時にUFOを目撃したと報告したのだ。彼らは、無線障害やダッシュボードのライトの誤作動など、強力な電磁気的な影響を体験したと証言している。

 軍事演習か、気象現象か、それとも本当に未知との遭遇だったのか。政府からの公式な記録がない今、その真相は闇の中だ。

GPSが記録した“ありえない”走行記録―「失われた時間」の謎

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「目的地に着いたら、予定より数時間も早かった。どうやって走ってきたのか、途中の記憶が全くない」

 長距離トラックの運転手が時折経験するという「失われた時間」。科学的には、単調な運転が引き起こす催眠状態「ハイウェイ・ヒプノーシス」や、瞬間的な居眠り「マイクロスリープ」で説明されることが多い。

 しかし、現代のトラックに搭載されたGPSや電子ログは、時に、科学では説明のつかない“ありえない走行記録”を叩き出すことがある。

「通常では不可能なほどの高速で、長距離を移動したことになっている」

 運行管理者は通常、これを機器の故障として処理する。しかし、GPS、燃料の領収書、有料道路の記録など、複数のデータがすべて矛盾を示した時、その事例は単なるエラーでは片付けられない、驚くべきミステリーへと姿を変える。

 さらに不可解なのは、これらの異常な走行の後、トラックに原因不明の電気系統の故障が見られることがある点だ。バッテリーの異常消耗、センサーの誤作動、コンピューターのリセット…。整備士たちは、強力な電磁場に晒されたような、奇妙な故障パターンに首を傾げるという。

 真夜中のハイウェイ。そこは、日常と非日常が交錯する、この世の境界線なのかもしれない。次にあなたが高速道路を走る時、バックミラーに映る光は、本当に後ろの車からのものだろうか。

参考:Howandwhys、ほか

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