青白い肌の最恐UMA「RAKE」とは何者か、画期的な新説登場! 各地に伝わる同様の怪物たちが示す真実
ネッシーやビッグフットを筆頭に、世界中で目撃されているUMA(未確認動物)。昔から人々に目撃されてきたものもあれば、近年になって急に証言が出てきたものもある。1990年代に中南米から話題になったチュパカブラや、2000年代に登場した怪人UMAのスレンダーマン等がそれに当たる。スレンダーマンは当初、「Something Awful」というサイトに投稿された個人作の画像から広まった都市伝説的な怪人だったが、実際に目撃したという人も現れている。
そして、2000年代に現れた新たなUMAとして異彩を放っているのが「The RAKE」である。極めて人間に似た姿形をしているが、全裸で行動し、青白い肌で覆われた身体にはまったく毛が生えていないという。地を這って歩き、その動きは素早い。時には瞬間移動する事もあるようだ。
そんなRAKEの姿を捉えた写真として世界的に有名になったものが、獣の動きを追うために森の中に設置されたトレイルカメラが捉えていたという1枚だ。夜の真っ暗な森の中で、四つん這いで、光る目をもつ裸の人間のような生物が、今まさに飛びかからんばかりの姿で収まっている。ちなみに、前後の写真にはこの生物らしき姿は一切写っておらず、どうやってカメラの近くまで寄って来たのか解らないとされていた。このUMAが世に出た当初は、撮影場所の地名から「モルガン・ビースト」と呼ばれていたが、やがてRAKEの一種だと考えられるようになった。
だが、実はこのRAKEはもともと何者かが創作した都市伝説だったことが判明している。2005年に海外掲示板「4Chan」にて、ネット発の都市伝説(クリーピーパスタやネットロアと呼ばれる)として生み出されたのだ。最初期は「蝶番のついた頭蓋骨を持つ多眼の怪物」という姿だったが、やがて「青白い肌で這いまわる人型生物」へと外見が変化していった。その後に登場したのが、先述のモルガン・ビーストの有名な写真だったのである。なお、このモルガン・ビーストの画像も今では創作だった事が判明している。海外の研究家らが画像を精査したところ、背景と怪物のピクセル数が違うなど合成処理の痕跡が確認され、トレイルカメラの画像を加工したことが示されたのだ。
紆余曲折ありながらも、徐々にその名が広まっていったRAKEだが、創作が起源であるにもかかわらず、なんと2012~14年にかけて「本当にRAKEのようなヒューマノイドを目撃した」という信憑性の高い証言が増え始めた。それに従い、RAKEには「ペイル・クローラー(Pale Crawler、青ざめた這う者)」という別名も与えられた。出現場所は米カリフォルニア州北部が多く、サクラメントからタイオガ湖、フレズノ周辺で複数回目撃されている。アメリカの作家でUMA研究家のロン・ストリックラー氏は、自身のウェブサイト「ファントムズ・アンド・モンスターズ」にてRAKEらしき生物の目撃証言を多数紹介している。そのうちいくつかを紹介したい。
■RAKEと酷似したUMAの目撃情報が続々!
最も注目すべき報告の一つは、カリフォルニア州アンテロープのローズビュー・パーク付近での目撃情報だ。午前2時頃、身長7~8フィート(2.1~2.4メートル)ほどの人型の生物が、公園から隣接する野原へダッシュしていく様子が目撃された。ローズビュー・パークでは夜間に人間とは思えない不気味な叫び声が聞こえたという報告もあり、この公園近辺に謎の生物が潜んでいるのではないか、と考えられているようだ。
カリフォルニア州ルーミスでも「寂しい道の近くの森林地帯に出た」という目撃証言があったが、興味深いことに通常は全裸のRAKEが、この時は「緑色のシャツを着ている」ように見えたそうだ。ルーミス地域では他にも、白い顔に筋が入り、黒い髪をしているヒューマノイドが目撃されており、RAKEや「スキンウォーカー」との関連や、さらに別の人型UMAではないかという説もある。
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2024.10.02 20:00心霊青白い肌の最恐UMA「RAKE」とは何者か、画期的な新説登場! 各地に伝わる同様の怪物たちが示す真実のページです。山口敏太郎、ヒューマノイド、スレンダーマン、先住民、ウェンディゴ、スキンウォーカー、RAKE、ペネロペなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで