有名殺人鬼の遺品を展示する「死の博物館」とは? 嘔吐や気絶する来館者が続出

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画像は「Daily Star」より

 アメリカのルイジアナ州に「死の博物館」と銘打つ奇妙な博物館が存在るする。展示品の中には全米を揺るがした凶悪殺人鬼の遺品などが展示されており、見る人によっては気分を害する恐れがあるとのことで、「体力の弱い人には絶対にお勧めできない」としている。中には本当に陰惨で不気味な展示内容に圧倒され、嘔吐や気絶をする来館者もいるそうだが、博物館のスタッフはそういった「不調を訴えた来館者」の数を記録すらしているとか。

 この博物館はルイジアナ州にある「ニューオーリンズ・コレクション」とも呼ばれており、展示品の中には連続殺人鬼のジョン・ウェイン・ゲイシーを初めとするさまざまな殺人犯の遺品などが存在している。

 この博物館のキュレーターであるスコット・ヒーリー氏は、ナショナルジオグラフィックのインタビューに次のように語る。

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画像は「Daily Star」より

「この博物館を始めた理由は、私たちの社会において『死』に対する教育が欠如しており、つねにタブー視されているにも関わらず、少なからず探求の対象となっているからでした。私たちは『死』から離れている人々に啓蒙したかったのです」

 展示品は実際の殺人犯や関係者に交渉して譲り受けたり、警察のオークションに参加してで珍しい掘り出し物がないかどうか確認し、競り落としているのだそう。

「時に我々は連続殺人犯に接触し、自分が所有している日用品などを寄付することに興味はないかと尋ねます。許可が得られた場合はインタビューを行います。凶悪犯の遺品の実物を見て、彼らの言葉を知ることであなただけの体験ができるでしょう」と、ヒーリー氏は語る。

 殺人犯の遺品という暗い題材を取り扱っているが、この博物館は間違いなく学びの場であり、興味深い展示品が揃っている。

 ヒーリー氏は、「ここは不気味や不謹慎かもしれませんが、それでも批判されない場所なのです」と付け加えている。

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画像は「Daily Star」より

参考:「Daily Star」、ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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