人間の尊厳を踏みにじる現代の拷問9選! 苦痛を与え、傷跡を刻み、人権を侵害する邪悪な手法
電気ショック
電気ショックは、19世紀後半に人類が電気を利用する方法を理解してから誕生した拷問方法だが、瞬く間に普及した。一般的には、スタンガン、牛用突き棒、電気けいれん療法 (ECT) 装置を使用して行われる。
電気ショックでは、車のバッテリーに取り付けられた、電気ショックを与えるように設計された棒などが使われることもある。安価で効果的であるだけでなく、犠牲者にはっきりとした身体的痕跡をほとんど残さない傾向がるため、拷問方法としてしばしば採用される。
性的虐待
強姦は、特に戦時中の拷問で一般的である。1990年代初頭のルワンダでは、推定2万5千人の女性が強姦された。1990年代のバルカン戦争では、イスラム教徒のボスニア人女性がセルビア人兵士による組織的な強姦の被害に遭った。コンゴでは、2000~2006年だけで、4万人以上の女性と子供が強姦された。
女性だけでなく男性も性的暴行を受ける可能性があるが、男性は性的虐待を報告するのをためらう傾向があるため表面化しにくいといわれる。加害者が自分の体を使って危害を加えたり、犠牲者の体に挿入するための器具を使ったりする場合、その行為は強姦である。そのため、一部の専門家は、犠牲者の体が侵害されるすべての拷問は一種の強姦であると主張する。
手足のぶら下げ
ベトナム戦争中、南ベトナム解放民族戦線(ベトコン)は「ロープ」と呼ばれる拷問を行った。 捕虜になったアメリカ軍兵士は、ひじを背中の後ろに回して触れるまで締められたか、足から喉まで伸ばしたロープで背中をアーチ状に曲げられた。この姿勢によって筋肉に生じる緊張は、犠牲者を手足からぶら下げることによって悪化し、永続的な神経損傷を引き起こしたという。
反体制派のトルコ人女性グルデレン・バラン氏は、20代前半のときに警察から拷問を受けた。さまざまな拷問を受けたが、その1つは、木製の十字架に両腕をのせられ、体の後ろで縛られた手首から吊るされるというものだった。その結果、バラン氏は腕に長期的な損傷を受け、片方の腕を動かしにくくなり、もう片方の腕は完全に麻痺した。
模擬処刑
模擬処刑とは、犠牲者が自分の死、または他人の死が差し迫っていると感じたり、すでに起こっていると感じたりする状況を作り出す拷問である。犠牲者の命を奪うような脅しを口にすることから、犠牲者に目隠しをして銃弾の装填されていない銃口を後頭部に当てて引き金を引くことまでが含まれる。
米陸軍では、兵士が模擬処刑を行うことを明示的に禁止している。しかし、一部の米兵がイラク戦争で模擬処刑を行ったと報告されている。2005年には、武器庫から金属を盗んだとして尋問されたイラク人男性が、彼の息子たちの一人を処刑するのでその一人を選ぶよう要求された。息子の一人が連れて行かれ、銃声が鳴り響いたとき、男性は息子が処刑されたと信じた。また、自分の墓を掘らされたイラク人もいる。
模擬処刑は国際法違反だが、拷問の手段として現在も行われている。この拷問が犠牲者の人生に及ぼす影響は大きい。自らの死がフラッシュバックするという拷問経験者もいる。
参考:「HowStuffWorks Science」、ほか
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2024.10.02 20:00心霊人間の尊厳を踏みにじる現代の拷問9選! 苦痛を与え、傷跡を刻み、人権を侵害する邪悪な手法のページです。人体実験、処刑、拷問、強姦、電気ショックなどの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで