新たな謎「エリア51の放置自転車」とは? 複数の宇宙人目撃証言、一体なにが…
昨年に発表されたペンタゴンのUAP/UFOレポートによって、アメリカ当局は公式に“本物のUFO”※の存在を認めたのだが、その一方で“疑惑の宝庫”である「エリア51」の情報開示などは遅々として進んでいない。墜落したUFOの残骸と宇宙人の遺体が保管されているという噂が絶えない「エリア51」とそれに類する現象についてどのように考えたらよいのだろうか。
※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。
「エリア51」の敷地内に放置された自転車
UFOをはじめとする超常現象の研究家であり、数多くの著作を持つニック・レッドファーン氏は「Mysterious Universe」に寄稿した記事の中で、2008年のUFOイベントである参加者から興味深い話を聞いたことを回顧している。
その30歳前後の男性には定年退職した父親がいるのだが、現役時代の父親はなんとあの「エリア51」で軍用機のステルス技術の研究開発に取り組んでいたというのである。
男性は父親に「エリア51」についての噂を知っているかどうかを質問したが、そうした噂に関しては父親はまったく無知であったという。
いわゆる“陰謀論”的な文脈にはまったく無知な父親であったが、面白いことにある日、勤務先の「エリア51」の敷地内に明らかに空から落ちてきたように見える自転車が見つかった一件を息子に話したのだった。
その自転車は落下のダメージでかなりひどく損傷していたのだが、いったい誰がどのようにしてその自転車をそこに投げ入れたのかまったくわからず、専門のチームが結成され詳しい調査が数日にわたって続けられたという。軍事施設であることから、当然施設や敷地内への人の出入りは厳重に管理、監視されており、敷地内の上空では民間の航空機の飛行は禁じられている。そしてもちろん敷地内には監視カメラや各種のセンサーがあらゆる場所に設置されている。誰がどうやって、何の目的でこの自転車を置いたのかまったく不明なのだ。
残念ながらこの話には特にオチはなく、原因不明のまま調査が打ち切られたという。しかしどうであれ「エリア51」でこのような説明が不可能な現象が起こっていたことは事実であり、軽視することはできそうもない。
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2024.10.02 20:00心霊新たな謎「エリア51の放置自転車」とは? 複数の宇宙人目撃証言、一体なにが…のページです。UFO、エリア51、エイリアン、ロズウェル事件などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで