未確認生物とは? ネッシーやチュパカブラなどの未確認生物の種類を写真付きで紹介

■ビッグフット

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「パターソン・ギムリン・フィルム」で撮影されたビッグフットとされるもの 画像はWikipediaより引用

 ビッグフットとは森の中を歩き回る大きくて毛むくじゃらの大型類人猿のような未確認生物だ。一般的には身長2~3m、体重200~350kgの巨体で怪力、直立二足歩行をしているとされ、カナダやアメリカの民間伝承では「サスカッチ」とも呼ばれる。その姿は大型化したゴリラやチンパンジーのようにも見えるのだが、これまでに撮影された映像などで歩き方がきわめて人間に近いことが指摘されている。似た未確認生物にヒマラヤの「イエティ」、オーストラリアの「ヨウィー」、そしてシベリアの「チュチュニア」などが報告されているが、それぞれの関係性は不明である。

 1967年に撮影された「パターソン・ギムリン・フィルム」は歩くビッグフットを撮影した映像として有名だが、その動きから着ぐるみを着た人間ではないかという疑惑が大きい。ビッグフットの正体はサル説、クマ説、悪ふざけの着ぐるみ説などを含めて多くの仮説があるが、北米では今でも毎年大量の目撃報告があり、人間の悪ふざけとは簡単に言えない状況だ。

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2007年にトレイルカメラが撮影したビッグフットらしき謎の生物 画像はWikipediaより引用

 ビッグフットがなかなか発見されない理由の1つとして、それが持つ特殊能力が指摘されることがある。ビッグフットに比較的近くで遭遇してしまった人は、その瞬間かなりの確率で精神に変調をきたし、過呼吸や混乱、さらに目眩や吐き気などを催すと言われているのだ。ビッグフットハンターの間では、ビッグフットが“超低周波音”を発生させていることが原因ではないかと信じられている。

■モスマン

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モスマンのイメージ 画像はWikimedia Commonsより

 1966年11月、米国ウェストバージニア州メイソン郡ポイント・プレザントで、腕はなく、背中に大きな翼を生やし、目を赤く光らせた体長2メートルほどの生物の目撃が相次いだ。それは全速力で走る自動車にも追いつくほどの速度で飛び、目撃者の飼い犬を殺したこともあったという。「モスマン(蛾男)」と命名されたこの未確認生物は1966〜67年の2年間に、周辺で100人以上に目撃されたと言われている。ところで、もともと極めて地域限定的な未確認生物だったモスマンが世界的に知られるようになったのには理由がある。

 モスマンが最後に目撃されたのは1967年12月15日の夜、ポイント・プレザントのシルバーブリッジでのことだった。そしてその翌日、目撃現場の橋は崩落事故を起こし、46人もの犠牲者を出す大惨事となった。これ以降、モスマンは予知能力を持っており、現れた場所には不幸な事件や事故が起こると考えられるようになった。この説に基づいた2002年の米映画「プロフェシー」は大ヒットし、モスマンはすっかり世界的なUMAの一つとして定着したのである。

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ポイント・プレザントのモスマン像 画像はAtlas Obscuraより引用

 ポイント・プレザントの事件から10年後の1976年4月〜7月にかけて、英国南西端の半島の街コーン・ウォール州モウマン村の子供達が、モスマンに似た「アウルマン(フクロウ男)」を目撃、顔はミミズク、胴体は人間のようだった言われている。

 そして、30年後の2003年、再びモスマンがポイント・プレザントに出現。橋脚に止まっている所をカメラで連続撮影された。身長2メートル、全身が黒い毛で覆われていた。

 現在、ポイント・プレザントには3メートルほどのモスマンのモニュメントが建てられている。

■スキンウォーカー

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スキンウォーカーのイメージ 画像はCryptid Wikiより引用

 最後に上記4種ほど有名ではないが、トカナが注目する未確認生物「スキンウォーカー」を紹介しよう。

 ネイティブアメリカンの伝承にあるスキンウォーカーは、人間の姿を取りながら、獣にも変化することができる存在であるとされ、精霊に分類されることもある。その姿は身長は2メートル半、赤い頭髪から2本の角が伸び、人間に近い顔にオオカミのような口が突き出し、手には鉤爪、背中にはコウモリのような折りたたみ式の羽があるとされる。また全身が真っ白な人間のような姿だと語られることもある。

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スキンウォーカーもしくはウェンディゴ(精霊)に取り憑かれた人物のヴィジュアルイメージ 画像はCryptid Wikiより引用

 スキンウォーカーには人間の思考を読み取る力があると言われている。また、現在の姿に関係なく、どんな人間や動物の声でも真似ることができる能力を持っており、親戚の声や幼児の泣き声などを使って犠牲者を安全な場所から誘い出すこともあると言われている。

 ネイティブ・アメリカンの多くは、スキンウォーカーについて話すと、スキンウォーカーが現れると信じており、メディアでスキンウォーカーを取り上げることを嫌っているという。

 米ユタ州バラードにある「スキンウォーカー牧場(Skinwalker Ranch)」は、以前より超常現象が多発する場所として知られ、UFOやビッグフットの目撃からポルターガイストにキャトルミューティレーションまで、さまざまな怪奇現象が報告されているが、2014年7月25日にこの地を訪れた複数の者によって、角の生えたスキンウォーカーが目撃されたという。

 さて、紹介した5種類の未確認生物は、その存在がまだ確認されていないものの、近年も多くの人物に目撃されている実在する可能性が高いものばかりだ。いつか、彼らが“発見”される日が来るかもしれない。

TOCANA編集部

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