マレーシア航空370便の失踪に「犯罪的な意図」の可能性? 新発見された破片を専門家が分析
2014年3月8日、クアラルンプール国際空港を離陸したマレーシア航空370便が突如として姿を消した。21世紀最大の消失事件と知られるこの事件ではいまだにほとんどの証拠が出ておらず、マレーシア当局が捜査を諦めた後も、フランスなど複数の国が司法調査を行うなど、5年近く経った今でも多くの人々がその痕跡を探している。
そんな中、マレーシア航空370便の謎を研究している人物の1人が、失われた航空機から新たに回収された破片を調べたところ、同機の奇妙な失踪の背後に「犯罪的意図」があった可能性が出てきたと主張して話題になっている。
この興味深い主張は、行方不明になったボーイング777型機の残骸を収集しているエンジニアのリチャード・ゴッドフリー氏と調査員のブレイン・ギブソン氏によって提唱されたもの。2人は先月、これまで知られていなかったボーイング777型機の着陸装置の可能性が高い破片を入手した。この破片は5年前にマダガスカルで漁師によって発見されたものだったが、詳しく調べた結果マレーシア航空370便の「最後の瞬間」に関する重要な手がかりになりうるという結論に至ったのだ。
彼らの作成した新しい報告書によると、この物体はトラニオンドアと呼ばれる比較的小さな金属製のフラップであり、旅客機が着陸する際に開けられるものだという。しかし発見された破片には「極端な力」によってもたらされた「全面的に破裂した著しい損傷」があったという。このフラップに見られた印の性質から、2人は「着陸装置が衝撃で伸びた可能性が高い」と結論づけた。そして恐ろしいことに、その時飛行機を操縦していたのが誰であれ、恐らく墜落という最悪の結果を念頭に置いて意図的にこれを行っただろう、と推測している。
2人は、着陸装置が伸びている間に飛行機が「高速で衝突」したことが、飛行機を木っ端微塵にしてしまうと同時に「できるだけ早く」沈没させるのに役立ったのではないかと考えている。そのため、「370便は最後の瞬間まで操縦可能なパイロットがいた」という結論が導き出せるという。
しかし、”誰が、何の目的で航空機を墜落させるために操縦していたのか “については依然として謎のままだ。いずれにせよ、このフラップは「マレーシア航空370便失踪事件の背後に何らかの犯罪意図があったことを示す最初の物的証拠となる」と2人は述べている。
参考:「Coast to Coast AM」ほか
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2024.10.02 20:00心霊マレーシア航空370便の失踪に「犯罪的な意図」の可能性? 新発見された破片を専門家が分析のページです。飛行機事故、失踪事件、マレーシア航空370便墜落事故などの最新ニュースは好奇心を刺激するオカルトニュースメディア、TOCANAで