UFOの動力源「エレメント115」とは? “抹消された”エリア51元研究員の理論

 やすやすと惑星間航行を成し遂げるUFOの推進装置にはどのような燃料が供給されているというのだろうか。かつて「エリア51」に勤務していたエンジニアによればUFOで使われている燃料とは反物質を発生させる「エレメント115」であるという――。

※ UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。

UFOの燃料である「エレメント115」とは?

 1980年代に「エリア51」内にある「S-4」と呼ばれる部署に配属されたボブ・ラザー氏はUFOの推進装置をリバースエンジニアリングで再現して開発する研究に携わり、UFOと宇宙人に関する数々の機密情報を知ることになった。

 その後「エリア51」を離れたラザー氏は宇宙人とUFOについてのアメリカ政府の隠蔽工作を暴露したのだが、今度はなんとUFOの推進装置の燃料について言及している。それは「エレメント115」という地球外先進文明が手がけた物質であるというのだ。そしてラザー氏は実際にこの「エレメント115」を取り扱ったことがあるという。

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ボブ・ラザー氏 画像は「YouTube」より

 ちなみに2003年に原子番号115の合成元素である「モスコビウム」がモスクワ近郊のドゥブナにある核研究施設で、アメリカとロシアの科学者チームによって合成されているが、ラザー氏の言うこの「エレメント115」はそれとは違うものである。

 ラザー氏によると、この宇宙人の人工物である「エレメント115」は高放射能元素で、UFOが重力の影響を受けずに宇宙を航行することを可能にするという。ラザー氏は数年間にわたって「エリア51」でこの物質を研究し、宇宙船の動力源として活用されていると解説している。

 ラザー氏は「エレメント115」を超重元素と呼び、放射線にさらされた後に独自の重力場を生成して重力波を作り出し、UFOを浮揚させることができると説明している。そしてUFOの推進装置のエネルギー源としてきわめて安定しているということだ。

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「Latest UFO Sightings」の記事より

 さらに「エレメント115」に陽子を衝突させると、原子番号116の合成元素である「リバモリウム」が生成され、この物質は崩壊して反物質を生成し、これを推進力に利用することができるという。加えて「エレメント115」は、宇宙での“ワープ航法”を可能にするポータルを作成するために使用できるエキゾチックな物質である可能性が高いということだ。

 ラザー氏はまた、UFOを作るために使用されている素材は、地球上ではまだ作られていないメタマテリアルであると主張している。

FBIの強制捜査を受けていたラザー氏

 ラザー氏を題材としたドキュメンタリー映画『Bob Lazar:Area 51 & Flying Saucers(ボブ・ラザー:エリア51と空飛ぶ円盤)』(2018年)の中でラザー氏は「エリア51」から持ち帰った「エレメント115」を押収しようとするFBIの強制捜査を受けたことを明かしている。

 同作の共同プロデューサーの1人、ドキュメンタリー作家のジェレミー・コーベル氏によれば、ラザー氏は「エレメント115」の安定化されたバージョンを入手してさまざまなテストを行っており、その中の1つのテストを通じて「エレメント115」を個人的に取得していたと話している。それでFBIが動き、ラザー氏は強制捜査を受けたというのである。

 コーベル氏と並んで同作の共同プロデューサーでジャーナリストのジョージ・ナップ氏は1989年にボブ・ラザー氏にインタビューを行っているのだが、その時点でラザー氏は「エレメント115」が宇宙人から提供されたのかどうかにつては肯定も否定もしていなかった。しかし「S-4」の施設にはリバースエンジニアリングの目的で確保された「エレメント115」が230キログラムほどもあったということだ。

 2014年にもナップ氏とラザー氏は別のインタビューで話し合っているのだが、その時は「エレメント115」は宇宙人の先進技術によって作られているほかに、超新星爆発によっても生み出されていることが議論されている。

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「Latest UFO Sightings」の記事より

 当局はラザー氏がかつて「エリア51」で勤務していたことを認めておらず、そればかりか大学の卒業者記録、ロスアラモス研究所と「S-4」での在籍記録などが抹消され、なんと出生記録さえもが当局によって取り消されているという。

 したがってラザー氏の暴露はすべてが自己申告ということになるのだが、その後に「エリア51」でラザー氏の同僚であったジョー・バニネッティ氏など、幾人かがラザー氏が「エリア51」で軍属の研究者として在籍していたことを証言している。

 1980年代にはすでに存在していた「エレメント115」についてのより詳細な情報が開示されれば、ラザー氏にとってはかなりの“名誉回復”ということなるのかもしれない。

 前出のコーベル氏は「“エレメント115”こそが地球上にあるUFOの存在を垣間見せてくれる」と言及している。今後「エレメント115」にまつわる新たな動きが見られることがあるのか関連する情報を追っていきたい。

参考:「Latest UFO Sightings」ほか

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文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
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