古代の巨石に刻まれた「空飛ぶトナカイ」の謎! 先史時代のモンゴルに何故?
イギリスのストーンヘンジをはじめ、世界中には誰が何のために築いたのか解らない謎の巨石遺跡が存在している。
モンゴルに存在するこの遺跡も謎めいた巨石遺跡の一つだ。荒涼とした原野にモノリスを思わせる巨大な石が柱のように建っているというもので、「鹿石」または「トナカイ石」と呼ばれている。石の大きさも重さもまちまちだが高さは4.5メートルにもなるものもある。石の先端が丸みを帯びているものもあれば、真っ直ぐ切り出されているものもある。

最も興味深いのは、それぞれの石に人の顔や武器、動物などの絵が描かれていることです。なかでもトナカイの絵が圧倒的に多く、中には空を飛んでいるように見えるものもあるとか。
この石は誰が何のために作ったのか、詳しいことは全くわかっていない。かつては紀元前7世紀から3世紀にかけてこの地に住んでいたスキタイ人が作ったと考えられていたが、炭素年代測定法によってそれ以前に作られたことが明らかになっている。
そのため、おそらく先史時代の人々が何らかの儀式的な意味合いで築いたもので、有名な戦士の葬儀に使われた埋葬用のモニュメントではないかと推測されている。しかし発掘調査が行われたものの、いまだにそれを裏付けるような遺物は発見されていない。一方、絵のモチーフからトナカイの放牧と関係があるのではないかという説もあるが、これも裏付けとなる証拠は出てきていない。
果たして、誰が何のためにこの遺跡を築いたのか。少なくとも古代の人々も、クリスマスシーズンの我々同様に空を駆けるトナカイを想像していたのは間違いないようだ。
参考:「Unexplained Mysteries」「IFL Science」ほか
勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)の記事一覧はこちら
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