火星の地表にクマがいる!? 「テディベア」のような顔を発見(米大発表)

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画像は「Coast to Coast AM」より

 火星には人面岩やピラミッド、スマイルマークなどさまざまな人工物のように思える構造物が確認されている。昨年末、NASAの火星探査機マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)が火星の地表にまるで「テディベアの顔」のような奇妙な地形を写真に捉えていたことが判明して話題になっている。

 この不思議な光景は、1月25日にアリゾナ州立大学の高解像度画像科学実験(HiRISE)がネット上に公開したもの。MROのデータによれば12月12日に火星の約251キロ上空で撮影されたものだという。

 HiRISEチームによると、熊の鼻先を思わせる奇妙な地形は「V字型の崩壊構造を持つ丘」であり、二つの小さな目は小さなクレーターだそう。顔のような円形の地形は、「衝突クレーター上に堆積物が沈降して輪郭だけが残ったもの」ではないかと推測している。特に目立つ「鼻先」は「火山か泥の噴出口」であり、堆積物は溶岩か泥流である可能性も考えられると述べている。

 ちなみにHiRISEのチームは2018年の8月にも、火星表面でまるでテレビ番組『マペット・ショー』に出てくるキャラクター「ビーカー」そっくりの顔を発見したことがある。今回のテディベアは2例目のユーモラスな発見と言えるだろう。

参考:「Coast to Coast AM」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS(アトラス)」からの提供です】

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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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