ロシア鉱山地下から「石化した天使」が出現？ 動画が話題になるが…

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　今年1月、とある動画が海外のSNSで注目を集めた。それは盾を構え背中に巨大な翼を持つ、天使にしては少し不気味な雰囲気を漂わせた彫刻を収めたもの。発見者はロシアの鉱山で働く2人の作業員で、この像は砂利採取場でたまたま発掘されたものだそう。しかし発見直後、この像から「気の遠くなるようなエネルギー」が発されるのを感じたという。その後、現場に到着した当局の職員らによって、この彫刻は持ち去られてしまったと伝えられている。

　この謎めいた天使像と発見者らの証言がTikTokに投稿されると、瞬く間に注目を集めた。視聴者からは「昔、地上に降臨した後に石化した本物の堕天使ではないか」など、さまざまな説が寄せられ、議論が巻き起こった。

　しかし、謎の天使像の正体は他ならぬ投稿者によって明らかにされた。まるで生きているかのように動画で紹介されたこの天使像は、どこから来たかについては語られなかったものの、単に以前から作業現場に置かれていた年期の入った像でしかなかったのだ。現場で働いていた2人の作業員が、出来心で架空の「発見した経緯」等について喋ったところ、想像以上に大きな反響があったため早々にネタばらしすることにしたようだ。

　ロシア国内の状況や天使像の様子等からよく考えればネタと解るはずだが、それでも本物の天使がいたと信じたい人も多かったのだろうか。彼らの動画はネタばらしが済んだ後も拡散が続いているそうだ。

参考：「Coast to Coast AM」ほか

【本記事は「ミステリーニュースステーション・ATLAS（アトラス）」からの提供です】

文＝勝木孝幸（ミステリーニュースステーションATLAS編集部）

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