本物の呪物がテレビ出演… 故人の目と髪で作られた呪いの人形に苦情殺到! 頭痛と目の痛みを訴える視聴者が続出

 近年ネットで話題になる呪物だが、イギリスの骨董品番組でとある古めかしい人形が紹介された後、多くの視聴者が不調を訴えるという「呪物人形」騒動が起こった。問題の人形は英「BBC」で骨董品を紹介する番組「バーゲンハント」で紹介されたもの。司会のチャーリー・ロス氏がノッティンガムお化け博物館の館長であるマリー・ウェッソンさんにインタビューし、博物館のコレクションからいくつか曰くつきの展示品を紹介することになった。そのうちのひとつが米テキサス州の家族から博物館に寄贈された「ジョージ」と呼ばれる古い人形だった。

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画像は「YouTube」より

 人形といえば愛らしい顔と格好をしているものだが、ジョージは見てのとおりずだ袋を縫い合わせたようなフードを被っており、そこから覗く顔は汚れ髪も乱れている。これは経年劣化のせいと言えるかもしれないが、顔はしかめっ面で青い目は左右で互い違いの方向を見ているという、異様な姿の人形なのだ。

 ウェッソンさんによると、この人形は亡くなった男性に捧げるために作られたものであり、なんと「目と髪は亡くなった男性のものを利用している」のだという。亡き人を悼むために作られた人形だったにも関わらず、この人形は遺族に異変をもたらした。持ち主である家族は「ジョージとともに多くの超常現象を経験した」と報告していたという。具体的には、この人形がそばにあったり、見つめていると頭痛がしたり、目に言い知れぬ痛みを感じたりするようになったのだという。そこで家族はジョージを数人の霊媒師のところに連れて行った。するとジョージの元になった男性が「自分の目と髪を取り戻したがっている」ことが判明。失った髪と目を取り戻すまで成仏できないと訴えていたため、頭痛や目が痛くなるという不調が起きていたのだという。結局家族はジョージを手放すことを決め、紆余曲折の結果現在はノッティンガムお化け博物館に所蔵されるに至ったのだそうだ。

 だが、この番組でジョージ人形が放送された後、視聴者からさまざまな意見が続出。自分も体調が悪くなった、頭や目が痛くなったと訴える書き込みや、不気味すぎて番組を消してしまったという書き込みがSNS上に多数現れた。視聴者の身に起こったことが霊障か、はたまた自己暗示の結果かはわからないが、恐ろしい逸話を持つ人形であることは間違いなさそうだ。

参考:「Coast to Coast AM」ほか

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文=田中尚(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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