関西で本当に存在する「呪いで人を殺せる母娘」
関西に実在した呪いで人を殺せる女! 憎しみと暴力が少女を覚醒、母娘の念で9人死んだ「呪殺ダイアリー」前編
作家・川奈まり子の連載「情ノ奇譚」――恨み、妬み、嫉妬、性愛、恋慕…これまで取材した“実話怪談”の中から霊界と現世の間で渦巻く情念にまつわるエピソードを紹介する。

【十四】呪殺ダイアリー(前編)
敬愛する文化人類学・民俗学のオーソリティー、小松和彦さんは、著作『呪いと日本人』のプロローグで、誰かの不幸を願う人間の心性を《呪い心》と名づけ、呪いとは、この《呪い心》と呪文や道具を用いる《呪いのパフォーマンス》がセットになってできあがっていると定義した。
その一方で、仮にAさんという人に神秘的な技術を駆使して呪いをかけられたとしても、「あなたが常に自分にふりかかったさまざまな災厄を常に合理的に解釈しようとするならば、あなたは呪い信仰という文化的な土俵から降りているので、Aさんの呪いと自分の災厄とが関連づけられることはない」と書いた。
もっともな意見だと思う。
現代人の大半は、基本的にいつも何事も合理的に考えており、たとえ悪いことが起きたとしても、誰かが自分を恨んで藁人形の五寸釘を打ったり、人形を用いる《厭魅(えんみ)》や動物霊を用いる《蠱毒(こどく)》など呪術を使ったりしているせいだとは思わない。
では、たとえば思いがけない事故に遭って大怪我を負った直後に、自分の写真が貼られた藁人形のような呪いの証拠物件を突きつけられたら、どう感じるか?
……多くの人は、激しく胸がざわついて、寒気を覚えるのではあるまいか。
そして同時に「誰が私を呪っているのだろう」と、自分を恨んでいそうな人、妬んでいたそうな人の顔を思い浮かべて、疑心暗鬼に陥るだろう。
《呪いのパフォーマンス》は過去の遺物となって、文化としてほぼ死んでいると私は思っているけれど、誰かの恨みを買うこと、激しく嫉妬されることは恐ろしい。
もしも呪文や道具を使わなくても、人を死に至らしめるような強い呪いをかけられる者が本当に存在したら、とても怖いことだ。
呪殺された方は、呪われた結果だと決して知ることなく死んでいく。
呪いの証拠は残らないが、呪った方ではすべてを把握している。
もしかすると、そんな呪殺者たちが本当に存在して、私やあなたの近くにいるかもしれない。彼らに恨まれたら最後、私たち凡庸な人間には助かる道はないのだ。
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