ジェームズ・キャメロン監督が警告! 「AIが世界を乗っ取っても気づく方法はない」

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画像は「Getty Images」より

 映画「ターミネーター」の前2作の監督として知られるジェームズ・キャメロン氏は、悪意のあるAIが人類全体を敵だと宣言した場合に何が起こるかを早い段階でわかやすく描ききった人物だ。現実には作中に登場したようなスカイネットはまだ登場していないものの、近年の人工知能技術の進歩はめざましく、映画のシナリオで描かれたような世界に近づきつつある。

 そんなキャメロン監督が最近のポッドキャスト番組にて、人工知能がもたらす脅威について語り、注目を集めている。

 キャメロン監督はポッドキャスト番組「SmartLess」に出演した際、未来のAIと進歩について「私は恐れてはいないが、AIが悪用される可能性についてはかなり心配している」と語った。

「AIはとても素晴らしいものになると思う。だが、文字通り世界の終わりになる可能性もあると思う。AI科学者と話すと、彼らのセミナーで私が手を挙げるたびに、彼らは笑い出すんだ。要は、兵器化されなかった技術はないということだ。私たちは本当に、私たち人間とは違う、それでいて私たちよりも賢い存在と戦いたいのだろうか。自分たちの世界で? 私はそうは思わない。AIがすでに世界を支配し、すべてを操作している可能性もあるが、その時にはメディアやあらゆるものを完全にコントロールしているため、われわれが気づくことはできないだろう」(キャメロン監督)

「ターミネーター」の作中に登場したスカイネットが現実にすでに存在しているかはわからない。だが、もし本当にこの世に産まれていたとしたら、われわれ人類には気づかない方法でいつの間にか世界を侵食してしまうのかもしれない……?

参考:「Unilad

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文=勝木孝幸(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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