糞まみれで野犬に喰われ、ハゲ頭に亀が直撃、人類初の笑死も… 奇抜な最期を遂げた古代ギリシアの賢者5人

 古代ギリシアは、西洋文学最初期の作品といわれる『イーリアス』と『オデュッセイア』を手がけた詩人、ホメロスをはじめ、アリストテレスやプラトンといった哲学者など、現代に至るまでその名を語り継がれる数多くの有名人を輩出している。しかし、一説には奇人変人も少なくなかったようで、三大悲劇詩人として知られるアイスキュロスは、空から落ちてきた亀がハゲ頭に直撃して死んでいる。2017年の記事から、壮絶な死を遂げた5人の賢人たちのエピソードを紹介する。

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※ こちらの記事は2017年8月15日の記事を再掲しています。

 古代ギリシア時代には後に名を残す数多くの有名な人物が存在していたが、なかには奇人変人も少なくない。特に糞まみれになり死んだ哲学者や、火山に身を投げた者など、壮絶な死に方をした者が後を絶たなかったという一説も……。そこで今回は、壮絶な最期を遂げた5人の古代ギリシア人を紹介しよう。

人類で初めて笑い死んだクリュシッポス

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画像は「Wikimedia Commons」より引用

 “笑い死に”という言葉を耳にした人は多いだろうが、人類で初めて笑い死んだ人を知る者は多くないだろう。紀元前280年から206年頃に生きていたとされる古代ギリシアの哲学者クリュシッポスはある日、イチジクを食べるロバを目撃。イチジクの粘り気と必死に格闘するロバの姿は、彼が今までに見たなかで最も面白く間抜けなものだったとか。そこでクリュシッポスは、ロバに葡萄酒を与え酔わせることを思いつく。酔っ払ったロバが、それでもイチジクを食べようとする姿の面白さに、彼は息つぐ暇もないまま笑い続け、最後には笑い死んでしまったという。

牛の糞まみれになったヘラクレイトス

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画像は「The Imaginative Conservative」より引用

 紀元前540年頃から紀元前480年頃に“泣く哲学者”と呼ばれた、古代ギリシア人のヘラクレイトスは壮絶な最期を遂げた1人。水腫に悩まされた彼は、医師の診察を受けることにしたが、残念ながら治療法はないと宣告されてしまう。しかし「体内から水分をすべて蒸発させてしまえば……」と考えたヘラクレイトスは、全身を牛の糞で覆うことに決めた。太陽の下、長い間彼の全身を覆っていた牛糞はカピカピに乾燥してしまい、立ち上がることも困難な状況に。そして身動きの取れないヘラクレイトスは、やってきた野良犬に喰われ死んでしまった。

敵兵士の母親に殺害されたピュロス

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画像は「DEVIANT ART」より引用

 紀元前3世紀頃の古代ギリシア・エピロスの王ピュロスは、ローマ軍との戦いで連戦連勝を挙げた“戦術の天才”。しかし彼は自らの最期をあっけなく迎えることに……。アルゴスの政争に介入したピュロスは闘いの最中、1人の敵兵士に槍で胸当てを突かれ、地面に突っ伏してしまう。すぐさま相手を殺すために体勢を立て直したピュロス。しかし彼は襲ってきた兵士の母親が、建物の屋上から2人の様子を見ていたことに気づいてはいなかった。彼女がピュロス目がけ落としたタイルは、見事彼の頭部に命中。脊椎を損傷したピュロスは、その後敵兵士に斬首され完全に息を引き取ったという。

ハゲ頭に亀が直撃したアイスキュロス

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画像は「Tredynas Days」より引用

 紀元前5世紀の古代ギリシア・アテナイで、三大悲劇詩人として有名なアイスキュロスは歴史上最も悲惨な死に方をした1人だ。ある日「天からの殴打によって死ぬだろう」という神のお告げを受けたアイスキュロスは、文字通り天から降ってきた“亀”に頭を割られ死亡している。一説によると、亀を岩の上に落とし甲羅を割ることを好んだワシが、彼の光るハゲ頭を岩と勘違いし捕まえた亀を落としたとか……。亀が見事直撃した頭部は衝撃で裂けてしまったという。アイスキュロスは死亡したが、亀の甲羅は無事だったと伝えられている。

神になろうとしたエンペドクレス

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画像は「Wikipedia」より引用

 紀元前5世紀頃の古代ギリシアで“奇跡を行う人”との名声を得た、哲学者のエンペドクレスも壮絶な最期を遂げている。一説によると、エンペドクレスは人を生き返らせたり、蔓延した疫病を沈めたりと数々の奇跡を起こしたといわれている。やがて街の住民らは彼をまるで神のように崇めるようになり、エンペドクレスは実際に自身が神であることを証明しようと、80人もの市民を集め火山の頂上へと赴く。そして燃え盛る火山の中へと身を投げ、そのまま帰らぬ人に……。残念ながら神になることはかなわなかったエンペドクレスは、1人の狂人として歴史に名を刻むことになってしまった。

参考:「LISTVERSE」、ほか

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文=山下史郎

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