「宇宙人が人類を操っている証拠がある」博士が主張! エイリアン・アブダクションの7つの真実とは?

 若くして世を去った女性“アブダクティー(拉致被害者)”が研究の末に辿りついた知見を今一度検証しなければならないようだ。彼女の広範位に及ぶ研究により、宇宙人が人間の知覚を操作し、意識をコントロールし、原因不明の病気やメンタル面の劣化を引き起こし、地下施設で不穏な活動を行っていることが示されている――。

「それは私たちの理解力を超えている」

 古英語の研究者であると共に人権活動家であり、エイリアン・アブダクション(宇宙人による誘拐事件)の被害者であった故カーラ・ターナー氏(1947-1996)は生前にエイリアン・アブダクションに関する3冊の本を執筆してエイリアン・アブダクションについて深く掘り下げその真実に迫っている。

 彼女は著書の中で誘拐されるのは標的にされた個人であり、無作為に選ばれたものではないと示唆している。自分を含むアブダクティーの研究で、エイリアン・アブダクション事件に米軍が関与していることを確信していた。

 ターナー博士はかつてのインタビューの中で、彼女がこの分野に関わるようになった経緯を説明している。

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カーラ・ターナー氏 画像は「YouTube」より

 当初、彼女の家族はUFO(※)やエイリアン・アブダクションついてまったく知らなかったのだが、1988年に彼女と夫、息子の一家は一連の衝撃的な体験から、自分たちもアブダクティーであることを認めざるを得なくなったのだ。

(※) UFO(Unidentified Flying Object:未確認飛行物体)は、説明のつかない航空現象をすべて含むが、現在は「宇宙人の乗り物」という意味で用いられることが多い。そのため、現在アメリカ軍では「宇宙人の乗り物」という意味合いが強くなったUFOに替えて、説明のつかない航空現象に対し、「UAP(Unidentified Aerial Phenomena:未確認航空現象)」という呼称を採用している。最初のUFO目撃談とされる1947年の「ケネス・アーノルド事件」で、実業家のケネス・アーノルドが目撃した飛行物体について「水の上を滑る円盤のように」動いていたと描写したことから、宇宙人の乗り物を「空飛ぶ円盤(flying saucer)」と言うこともある。

 最終的に彼女はオクラホマ州タルサを拠点とするUFO研究者のバーバラ・バーソリックと協力して自分の家族のアブダクション事件とともに、ほかのケースの検証と研究に取り組んだ。

 ターナー氏の夫の家系ではアブダクションが世代を越えて行われていたことが判明し、その記録は1900年代初頭にまで遡るものであった。 そしてターナー氏と彼女の息子、兄弟、義理の妹、そしてその子供たちを含む家族は全員、エイリアン・アブダクションに関連した経験を持っていたのだ。

 家族の中にはターナー氏の話を聞くまでは自分たちのアブダクション体験について話すことをためらっていた者もいた。ちなみにアブダクティーの証言を多く得るためによく催眠術(退行催眠)が活用されたが、当時からこれは物議を醸しており、一部の研究者は催眠術が偽りの記憶を引き起こす可能性があると示唆している。

 彼女は著書『Taken』(1994年刊)の中で、エイリアンを善悪で考えることはできないと論じ、アブダクティーは「移植され、 訓練され、将来のシナリオに参加するようにプログラムされています」 と説明している。

 ターナー氏はエイリアン・アブダクションを肯定的に捉える人々に反対し、この現象を理解することは我々の理解力を超えていると主張した。彼女は宇宙人の計画の背後にある目的に疑問を抱き、一部の宇宙人グループ、特にレプティリアン(ヒト型爬虫類)は感情や“魂の振動”を得るために人間の身体を消費しているという確信を表明している。

 アブダクティーの証言による宇宙人の外見は、天使のような北欧人タイプなどの肯定的なものも少なくないが、それはレプティリアンの偽装であるという。

 ターナー氏が著書『Into the Fringe』(1992年刊)で紹介している“ジェイムズ”のケースでは、彼はとても魅力的で優しく、魅惑的ともいえる美しい「プレアデス星人」の女性に誘惑されたと話している。

 お互いに抱き合いキスしようとした矢先、彼女は完全に消え、彼女の代わりにいたのは、紫がかった黒くでこぼこしてぬるぬるした皮膚の“爬虫類”キャラクターであったという。

 さらに酷いケースでは“爬虫類”の怪物に投げ倒されて首根っこを押さえられ、首の両側に爪痕が残るくらいに鷲掴みにされたアブダクティーもいるという。

エイリアン・アブダクションの7つの真実

 彼女は亡くなる前にいくつものUFOカンファレンスに登壇して頻繁に講演し、宇宙人は我々の認識を操作し偽情報を広めて我々を弱体化させていて、彼らの意図は利己的で我々の幸福を無視していると説明し、人々に行動を起こすよう訴えた。

 宇宙人に立ち向かうために必要な知見として、ターナー氏は「UFOマガジン」に寄稿した記事でエイリアン・アブダクションの7つの真実を解説している。

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画像は「YouTube」より

1. 宇宙人は、私たちが見ていると思うものをコントロールできます。それらは、さまざまな装いや形で私たちの前に現れることができます。

2. 宇宙人は、私たちの意識を私たちの肉体から取り出し、私たちの身体の制御を無効にし、独自の存在をインストールし、私たちの意識を私たちの身体に戻す前に、私たちの身体を独自の活動の手段として使用する可能性があります。

3. 宇宙人は目に見えない状態で私たちと一緒に存在し、自分自身を部分的にしか見えないようにすることができます。

4. 驚くほど多くのアブダクティーが、遭遇前にはなかった重篤な病気に苦しんでいます。これらは、医師が特定できないもので手術が必要であったり、ひどい衰弱や死に至ることもあります。

5. アブダクティーの中には、精神的、社会的、霊的幸福の低下を経験する人もいます。薬物乱用、アルコール依存症、過食、乱交などの行き過ぎた行動が頻繁に発生します。奇妙な強迫観念が発達し、通常の生活の混乱や個人的な関係の破壊を引き起こします。

6. アブダクティーの中には、地下施設に連れて行かれたと報告している人もおり、そこではグロテスクな混血生物、人型の混血胎児の保育器、人体の一部が詰まった色のついた液体の入った容器を目にした話しています。

7. アブダクティーらは、これらの施設内で他の人間が血を抜かれ、切断され、皮をむかれ、バラバラにされ、丸太のように積み重なって生気を失っているのを目撃したと報告しています。アブダクティーの中には、エイリアン・アブダクションに協力しなければ自分もこのような状態になると脅されている人もいます。

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画像は「Pixabay」より

 エイリアン・アブダクションで人間は利用され搾取されていると断言していたターナー氏は残念ながら1996年に48歳の若さで乳がんによって亡くなった。先駆的なUFO研究者の死に“謀略”を指摘する声もあるようだが確たる証拠はないようである。エイリアン・アブダクションについて精力的に調査し理解を深めたターナー氏が遺した著書をはじめとする言説にこの機会に触れてみれば新たな気づきが得られるかもしれない。

参考:「Howandwhys」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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