巨大ワニを捕食した謎の深海生物に科学者困惑… 背後に気候変動の影響か?

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画像は「Daily Star」より

 2018年11月、米ルイジアナ州で生物学者による海底生物の調査プロジェクトのためにワニの死体3頭がメキシコ湾に投棄された。ワニはそれぞれ、体長1.5mを越えて体重は数百ポンドのものであったが、その結果、うち2頭は等脚類、カニ、新種のいわゆる「ゾンビワーム」などに食べられていたのに対して、1頭の死体は謎の捕食者に捕らえられ、ロープを食い破って丸ごと食べられていたというのだ。ワニはハーネスを含めて総重量40kg近くあったにも関わらず、およそ9mの砂上を引きずられていた。

 当時、このミッションを組織したルイジアナ大学海洋コンソーシアムのクレイグ・マクレーン博士は、「何があのワニを連れ去ったか、証拠となる映像がありません」と述べた上で、ある種のサメが犯人であるかもしれないと仮説を立てた。その結果、グリーンランドシャークかシックスギルシャークといういずれも体長1.5mを越える2種のサメが有力候補として挙げられていた。

 最近の報告では、どんな怪物が頂点捕食者を食べたのかについての決定的な答えは、残念ながら得られていない。その代わり、海底に生息する生物が気候変動にどのように対応しているかについての手がかりが得られたというのだ。バイオグラフィック誌によれば、深海の生態系は特に変化に敏感であることをモデルが示唆しているという。これらの実験から知見は、深海のような資源の乏しい環境に棲息する生物が、食料源の変化に伴ってどのように進化するかについて新たな考えを裏付けるものだといえるだろう。

 マクレーン博士は、気候変動による炭素レベルの変化に対して、深海生物がどのように反応するかを予測することで、最終的に役立つ可能性があると語る。また、「うまくいえば、将来の海洋における敗者と勝者を予測することができるだろう」とも付け加えた。

参考:「Daily Star

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文=にぅま(ミステリーニュースステーションATLAS編集部)

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