平野宏周が心霊体験を告白!「生首が裸で置いてある…」 初主演映画『妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク』は驚きの体験だらけ?

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©️2022 REMOW

『ウルトラマンZ』の主役・平野宏周がニンジャになりサメと対決!? なんとも奇想天外なアクション映画が届けられた。

 あらすじはこうだ。

 ときは江戸時代。人里離れた沖津村の浜に村人の惨殺された死体が上がる。邪教集団・紅魔衆の首領・螭鮫士郎は不老不死の力を得るために呪術を使い、鮫を操ることによって村で採れる真珠を強制的に村人から巻き上げていたのだ。この状況に業を煮やした村長は、助太刀を頼むべく村外れの寺にいる用心棒の潮崎小太郎に会いに行く。報酬とともにその仕事を一旦引き受ける小太郎だが、その行く手を菊魔と名乗る女忍者が遮ってきた。村人の沙代を生贄として鮫士郎に捧げようとする村長に反発する信助と共に、鮫士郎に戦いを挑む小太郎だが、その前に現れたのは、この世の物とは思えない巨大な鮫……。遂に実現する、忍者対鮫の究極バトル! 生き残るのはどっちだ!!

 ダブル主演となる信助役には『仮面ライダーゴースト』の西銘駿。ライバルの鮫士郎には『仮面ライダー響鬼』『仮面ライダー電王』の中村優一が抜擢された。ヒロインは、女優であり、空手世界一の長野じゅりあ、女忍者には宮原華音と配役にも隙がない。監督もとてつもない大物だ。アメリカでは『パワーレンジャー』、日本では『ウルトラマン』『仮面ライダー』などを制作する特撮の第一人者・坂本浩一である。

 取材では、主演・潮崎小太郎を務める平野宏周氏に今作にかける思いを聞いた。

「待機場所には生首が裸で置いてありました」

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平野宏周(撮影:編集部)

――『妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク』、主演のお話が来たときはどう思われましたか?

平野宏周(以下、平野):このお仕事の前に『ウルトラマンZ』のイベントで、坂本監督に楽屋で「また是非お仕事をご一緒させて下さい」とご挨拶をしました。そこまではよくある話ですが、坂本監督は本当にオファーをくださったんです。

――時代劇はどう思われましたか?

平野:脚本を読んだときは難しそうだなとは思いました。同時にサメや妖獣が出てくるので、どう映像化するのかというワクワクもありましたね。

 時代劇は初めてです。顔合わせの段階で、坂本監督にどういう風にしましょうと相談すると「小太郎はそこまで時代に縛られなくて、台本通りでいいよ」と言われました。だから役としては意識はしませんでした。ただ、時代劇の衣装は大変でした。ニンジャの衣装もディティールまでこだわっていましたね。役者としては、衣装によって、テンションが上がり、やってやるぞという気持ちにはなりました。

――ニンジャという役柄はどうでしたか?

平野:ニンジャといわれれば漫画の『NARUTO -ナルト-』のイメージですが、台本の段階でそういう演出ではないとわかっていました。それより、村の用心棒で男らしい野生感がある小太郎の動きやアクション、役柄を意識しましたね。

――それこそ今作はR-15指定で血が出たりというシーンもありました。

平野:僕としては、抵抗はそれほどなかったですね。今までやったことないような役柄だったので、新しいことに挑戦するという好奇心の方が強かったです。監督からはR-15指定を気にせず、好きなように演技してほしいと言われていました。

 ただ、撮影場所から離れたところに待機場所があったんですが、そこに生首が裸で置いてあるんです。眠い目をこすりながら待機場所に行くと「わぁ!」とびっくりすることもありました。臓物とかはゾクっとするほど本物のようでしたね。

――戦いのシーンも見応えたっぷりでした。

平野:アクションはもちろん身体的に疲れもありますが、楽しかったです。坂本監督、アクションコーディネーターの和田三四郎さんもアクションシーンを盛り上げてくださり、アクションが好きになりました。

「生身の僕が相手を倒すのが新鮮でした」

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©️2022 REMOW

――共演者の方の印象を聞かせてください。まずは、ダブル主演の信助役の西銘駿さん。

平野:西銘さんは、誰にでもわけへだてなく接してくださる方です。あるとき「いつもつらい顔せずに現場を盛りあげてくれて、ありがとう!」と僕を気遣って下さって、その言葉に救われました。

――特撮ヒーローの主人公同士が撮影の裏で励まし合っているなんて感動的ですね。それこそ、中村優一さんも『仮面ライダー電王』に出演なさっています。

平野:中村さんは本当に優しいお兄ちゃんって感じです。中村さんが現場にいらっしゃると僕はとても安心できました。中村さんは、現場の雰囲気を作り、お芝居の面でもみんなを引っ張ってくださるので「自分が頑張らなきゃ」という気持ちが少しだけ軽くなりました。中村さんは頼りたいと思えるような方です。

――こちらもいい話ですね。女優陣はどうでしたか?

平野:長野じゅりあさんは、作品上とは別人で、素顔は天然なんですよ。先日舞台挨拶があったんですけど、そこでも身振り手振りが大きくて、映画のキャラクターとの差があります。でも、演技に入るとアクションが綺麗でカッコいい。プロですよね。

 同じく、宮原華音さんには僕は今回助けられました。宮原さんと殺陣(たて)をすると上手なので、僕が感情的に振り回しても合わせてくれるんです。しかも、宮原さんの蹴りは当たっているんですけど、痛くないんですよ。長年の経験を感じました。

――共演者の方とも仲良くされているんですね。それこそ、坂本監督はどんな方ですか?

平野:現場ではスピーディで、フランクでいつもニコニコしています。きっと坂本監督の頭の中ではやりたいことが決まっていて、それを撮るんだと思います。坂本監督の持つオーラが、この現場のチームワークにつながっている気がします。

 演出もぜんぜん怒ったりしないです。 坂本監督は、アクションを「こうした方がかっこいいよ」と自ら見せたりもします。監督は、登場人物をかっこよく見して下さるので、今作のような無骨で男らしいキャラクターは僕はあまりやらないですが、僕が持ってない引き出しを監督が開けて、画面に映してくれる方です。

 たとえば、戦う前の構えるシーンで坂本監督から「瞬きしない方がいいよ」と言われました。そういう細かい演出で、キメの構えが変わるんですね。日々勉強させていただいています。

――『妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク』で平野さんがファンに見てほしいシーンはどこでしょうか?

平野:全部見て欲しいんですが、特にアクションは見てもらいたいです。今まで負けたり、やられたりするキャラクターが多くて……。

――平野さんにそんなイメージはないですが。

平野:たとえば、『ウルトラマンZ』では僕がやられて、変身したウルトラマンZで最終的に勝つんです。変身後というのは、スーツアクターの方に代わります。だから、現場での生身の僕自身は、負けて終わっているんですよ。でも、今回は生身の僕が相手を倒す。それが新鮮でした。

――物語の一番盛り上がるシーン。サメとの対決はいかがですか?

平野:実際の現場では「サメってどんな感じだろう」という想像力が必要でした。特撮ならではのシーンなので、面白かったし、見てもらいたいですね。

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ドアノブをガチャガチャする霊を見た!?

――お約束の質問なんですが、トカナはオカルト、心霊、UFOなどを扱うサイトです。平野さん自身にオカルト体験はありますか?

平野:UFOはないんですが、霊体験は1度だけあります。僕が通っていた高校は朝から晩まで勉強する合宿がありました。あれはたしか高3のころ、場所は関東近郊のビジネスホテルです。勉強合宿といっても、夜はみんなで騒いで遊んじゃうんですね。ある部屋にみんなで集まってました。そのとき、僕ともう1人の友達で自分の部屋に飲み物を取りに行ったんです。飲み物を取って、部屋に戻る時、僕の先を友達が歩いていて、その子が振り返ったんですね。その瞬間、スゴく驚いた表情をしていて「後ろになにかいる」と言ったんです。僕らは怖くなっちゃって、猛ダッシュでみんなの部屋に帰りました。みんなには、怖がってることを茶化されたんです。

 すると、扉をドンドンドンと叩かれました。のぞき穴から見ると、前の部屋の友達です。「なんだよ、びっくりさせるなよ」と突っ込んでいたら、その前の部屋の子は「お前ら、オレらの部屋のドアノブをガチャガチャするなよ!!」と怒ってるんです。もちろん誰もやっていません。

 最後がモヤモヤした話ですが、霊がいたずらをしていたんだと思います。

――今作の撮影現場では霊的なものはなかったですか。

平野:現場では全然なかったです。あ、ひとつ怖い話がありました。撮影で毎日のように海に入っていたので、出演者はみんな着替えを持ってきていたんですが、共演者の西銘さんだけは一切持ってこない。毎日、ノーパンで帰っていたらしいですよ。一番の恐怖でした(笑)。

「もっといろんな作品に出たい」

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平野宏周(撮影:編集部)

――平野さんが今のお仕事を続けていくパワーの源はどこにありますか?

平野:自分が大きくなれることを信じることですかね。「もっとこういう役をしたい」「もっといろんな作品に出たい」という夢があります。自分がそうなれるって信じてないと頑張れないと思うんです。それにスタッフさん、ファンの方を含めて、僕を信じて応援してくださることも一つの原動力になっていますね。

――平野さんは、役者という仕事に充実を感じているということですね。

平野:充実というか。役をやっているときは、夢中です。どうしたらもっと良くなるだろうと必死に考えています。だから、ひとつの作品が終わって、今のような取材を受けさせていただくことで「現場は充実して、楽しかった」と振り返ることができますね。

――最後に劇場に来られる方にメッセージをお願いします。

平野:僕のことを応援してくださっている方には、今までにない役柄だと思うので、新しい僕の一面を見てもらえると思います。

 R15指定、サメ、ニンジャという設定で不安な女性の方もいるかもしれません。でも、今の時代、すぐに携帯を触ったりとかするので、何も考えないということがなかなかないですよね。この映画はなにも考えない状態で見に来てもらえれば、展開も早いし、疾走感もあるし、終わった後になにかスッキリした気持ちになれます。

 もちろんサメ映画や特撮好きの方も大歓迎です。特撮ファンのひとりひとりの発言力、パワーはものすごいものがあるので、ぜひ、「日本のサメ映画がスゴい」と広めてください。

――ありがとうございました。

 日本では珍しいアクションサメ映画!! その主演を務める平野宏周さんは、とても真っ直ぐに作品のこと、演技のことを考えていて、まさにヒーローを演じるにふさわしい人でした。
『妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク』は平野さんの言う通り、見始めたら息をつく暇もない素晴らしいアクション作品。ぜひ劇場に足を運び、平野さんのヒーローぶりを見てください。そしてサメの暴れっぷりにも大注目です!!


『妖獣奇譚 ニンジャVSシャーク』
2023年4月14日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、池袋シネマ・ロサ、新宿シネマカリテ 他 全国ロードショー!

監督:坂本浩一
出演:平野宏周/西銘 駿/長野じゅりあ/宮原華音/中村優一 他
主題歌「滄溟の誓~Oath of Great Blue~」リオ・アスナブル
製作:REMOW ダブル・フィールド 制作協力:アウトサイド、yell/配給:エクストリーム
2022 年/日本/カラー/77 分/DCP/ビスタサイズ
©️2022 REMOW

■平野宏周(ひらのこうしゅう)
1999年、神奈川県出身。2016年『Rの法則』(NHK Eテレ)レギュラーを務める。ほかに、2018年『法医学教室の事件ファイル』(テレビ朝日)」など数多くの映画、ドラマ、CMなどに出演。2020年『ウルトラマンZ』(テレビ東京)では初主演に抜擢された。Twitter:@kohshu_hirano

ヘアメイク:菊池倫徳
スタイリスト:鳥羽栞
衣装クレジット:
シャツ28,600円、ジャケット47,300円、パンツ36, 800円
全てCULLNI△FLAGSHIP△STORE ︎(TEL: 0364161056)

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文=松本祐貴

1977年、大阪府生まれ。フリー編集者&ライター。雑誌記者、出版社勤務を経て、雑誌、ムックなどに寄稿する。テーマは旅、サブカル、趣味系が多い。著書『泥酔夫婦世界一周』(オークラ出版)『DIY葬儀ハンドブック』(駒草出版)。新刊に編集として関わった『これからの時代を生き抜くための生物学入門』(辰巳出版)五箇公一著。
・ ブログ「~世界一周~ 旅の柄」 http://tabinogara.blogspot.jp/

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