【警告】人類はすでに“終わりの始まり”の中にいる? 宣教団体が説く「1917年の予言」とデジタル支配の恐怖

“この世の終わり”はすでにはじまっていたのか――。ある教団によれば、1917年にイエスの再臨が近づいていることを示す最初の兆候があらわれたのだという。
■1917年がこの世の“終わりの始まり”だった!?
1980年に米テキサス州で設立された「ラム&ライオン・ミニストリーズ(Lamb & Lion Ministries)」は宗派にとらわれない独立系のキリスト教宣教団体である。同教団はほかのすべての宗派から距離を置き、イエス・キリストを称え、主であり救い主であるイエスのもとへと人々を導くことを目的にしていると主張している。
同教団のウェブサイトに掲載された記事「50 Reasons Why we are living in the end times(私たちが終末の時代にいる50の理由)」では、1917年11月2日のイギリスのバルフォア宣言を、イエスの再臨が近づいていることを示す最初の具体的な兆候であると言及している。
バルフォア宣言(Balfour Declaration)とは、第一次世界大戦中の1917年11月2日、イギリス外相アーサー・バルフォアがユダヤ系指導者ロスチャイルド男爵にあてた書簡の中で、パレスチナにおけるユダヤ人の「国民的家庭(ナショナル・ホーム)」の建設を支持すると表明した文書であり、1948年のイスラエル建国への“第一歩”となった出来事であるとされている。
この宣言はイギリスが「パレスチナにおけるユダヤ民族のための民族的故郷の設立を好意的に見ている」と述べるとともに、既存の非ユダヤ系コミュニティの市民権および宗教的権利を何ら損なうものではないとしている。
同教団によると、著名なイギリスの福音派説教者、F・B・マイヤー氏はバルフォア宣言を預言的な意味を持つものとして解釈したという。
伝えられるところによると、マイヤー氏は福音派の指導者たちをロンドンに招き、その意味について議論したうえで「時代の兆候は異邦人の時(Times of the Gentiles)の終焉を示しており、イエスの再臨はいつ起こってもおかしくない」と述べたという。
その会合の数日前、イギリス軍のエドモンド・アレンビー将軍は1917年12月にエルサレムに入城し、約400年にわたるオスマン帝国による同市の支配に終止符を打った。
同教団はこれらの出来事が世界中のユダヤ人の集結を促し、最終的に1948年5月14日のイスラエル建国につながったのだと解釈し、この出来事を一国の民が「一斉に生まれる」様子を描写した「イザヤ書」66章7-8節と、神がイスラエル人を諸国から集め、彼らの土地に帰還させると約束した「エゼキエル書」37章21-22節と結びつけている。
同教団はキリストの再臨が近づくにつれて自然災害が頻発することに加え、暴力、無法状態、物質主義、薬物乱用、絶望が増加し、霊的な警告としては、偽メシア、宗教的欺瞞、オカルト、キリスト教徒への迫害などが起きるという。
戦争も同教団の主張の重要な部分であり、同省は「マタイによる福音書」24章6-7節を引用し、そこではイエスが弟子たちに諸国が互いに争うにつれて「戦争と戦争のうわさ」を聞くことになるだろうと語っている。
大量破壊兵器の開発、イスラエルをめぐる紛争、そして世界規模の戦争の可能性の高まりはすべて、現代におけるその警告の兆候であるという。
同教団の主張の中で最も衝撃的な主張は、聖書が書かれた時代には存在しなかった技術に関するものだ。
「ヨハネの黙示録」13章は、獣の“刻印”なしには誰も物を売買できない時代について述べている。 この“刻印”とはコンピューターとデジタル金融システムであり、加えてテレビ、衛星放送、グローバルネットワークなど、反キリストが支配を確立するために必要なインフラであると主張する。
仮想現実、ホログラム、ロボット工学も同様に、まるで命を吹き込まれたかのように見える“獣”の姿を描写した一節と関連づけられている。
同教団は記事の中で最終的に50の兆候とされるものを列挙したが、キリスト再臨の具体的な日付は示してはいない。
聖書自体が、再臨の日を計算しようとすることに対して警告しているという。「マタイによる福音書」24章36節で、イエスは「その日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。ただ、父だけがご存じである」と述べている。
この世の終末を意味するキリストの再臨は突然やってくることになるのだろうか。1917年にすでに“終わりのはじまり”が来ているのだとすれば、聖書的なこの世の終末はいつ来てもおかしくないのかもしれない。
参考:「Daily Mail」、「Lamb & Lion Ministries」ほか
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