UFO=合成生物説が浮上! ユリ・ゲラーがNASAで遭遇した皮膚のような金属片とは?

 UFOは生きていた――。映画製作者でUFO研究家のジェレミー・コーベル氏はUFOが生物の兆候を示していることを指摘している。UFOはな単なる乗り物ではなく実は“合成生物”なのだろうか。

UFOが生物である可能性

 UFO現象について数々の鋭い指摘を行っている映画監督のジェレミー・コーベル氏は先日、タレントのスティーヴォー(Steve-O)氏のポッドキャスト番組に出演し、UAP/UFO現象をめぐるさまざまな理論について議論している。

 スティーヴォー氏は、UFO現象における製造物と生物の区別が完全には明確ではないという見解を表明している。製造物と生物学的実体の境界があいまいであると考えるほうがより正確かもしれないとし、UFO自体に何らかの生物学的要素が含まれている可能性があることを暗に示した。

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ジェレミー・コーベル氏(左) スティーヴォー氏(右) 画像は「YouTube」より

 コーベル氏もこの見方に同意し、UFOと接近遭遇した多くの軍関係者がその機体の「表皮」について奇妙な特徴を報告していることが多いと述べている。それらの報告によると、UFOの破片は生物の特徴である知性と活性の兆候を示しているというのだ。コーベル氏はこの特徴は、特に機械を非生物学的存在として考えることに慣れている技術者にとっては理解が難しいと指摘している。

 さらにコーベル氏はこれらの生物学的要素はUFOが機能的な乗り物であるにもかかわらず、生物の一形態とみなされる可能性が検討できるという。つまりUFOは人工的な生物ではないかという「UFO=合成生物説」である。

 合成生物としてのUFOはある種のAI(人工知能)によってドローンとしても自律飛行ができ、もちろん地球外生命体(エイリアン)を乗せて飛行することもできるという。

 そしてコーベル氏によればUFOを操縦しているエイリアンもまた自律型AIが搭載された人工の肉体を備えた何らかの形の「サイバネティック有機体」である可能性があるということだ。つまり合成生物のエイリアンが存在するかもしれないというのだ。

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画像は「Pixabay」より

UFOの破片に“生命の息吹”

「UFO=合成生物説」の根拠はどこにあるのか。オルタナティブメディア「Howandwhys」の記事によれば、その1つにはイスラエルの霊能者ユリ・ゲラー氏の体験談があるという。

 ゲラー氏がNASA(アメリカ航空宇宙局)と関係があったことはあまり知られていないが、かつてゲラー氏はNASAのプロジェクトに協力した際に、アポロ14号の宇宙飛行士、エドガー・ミッチェル氏と出会い、交友を深めることになった。この友情はミッチェルが2016年に亡くなる前まで続いたという。

 そしてミッチェルはゲラー氏にドイツ生まれの航空宇宙エンジニア、ヴェルナー・フォン・ブラウン氏に会うように進言したのだった。

“ロケット工学の父”とも呼ばれているフォン・ブラウン氏は元ナチス党員であり、第二次世界大戦下のイギリスを震え上がらせたロケット兵器「V2ロケット」を作ったエンジニアだ。終戦後にアメリカ政府はフォン・ブラウンを利用できると考え、アメリカ本土に連れてきてロケット開発に携わらせた経緯がある。

 そしてゲラー氏は、ミッチェルらに連れられてメリーランド州グリーンベルトにあるNASAの施設「ゴダード宇宙飛行センター(Goddard Space Flight Center)」を訪れ、フォン・ブラウン氏に会うことになったのである。

 フォン・ブラウン氏は当初、ゲラー氏の“超能力”を信じようとはしていなかったというが、フォン・ブラウン氏が外した結婚指輪をゲラー氏がその場で曲げてみせたことで即座に納得したのだった。そしてフォン・ブラウン氏はゲラー氏を自分のオフィスに招いたのだ。

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画像は「Unexplained Mysteries」の記事より

 オフィスでフォン・ブラウン氏は金庫から取り出したきわめて奇妙な金属片をゲラー氏に見せたという。

「それは金属的で、滑らかで、真珠のようで、虹を反射する“皮膚”を持っていました。それを持つと、振動を感じました。まるで息をしているかのように、まるで生きているかのように感じました。フォン・ブラウン氏は、私(の見解)は正しいと言い、そして『それは墜落したUFOからのものだ』と説明しました。(しかし)彼はこの金属がどこから来たのかを知りませんでした」とゲラー氏はこの時の体験談をX(旧Twitter)に投稿している。

 UFOの破片からまさに“生命の息吹”を感じたというゲラー氏だが、そうであるならば生物としてのUFOも存在していることになる。

 かつてペンタゴン内に存在した極秘のUFO調査部局「AATIP」の責任者であったルイス・エリゾンド氏も「彼ら(関係者)は私たちが存在を知っている航空機だけでなく、これらの乗り物(UFO)の中に潜在的にある種の知性があるものがあることを報告しています」とかつて発言している。

 意外な展開から浮上することになった「UFO=合成生物説」だが、今後のどのような動きを見せるのか留意しておきたいものだ。

参考:「Howandwhys」、「Unexplained Mysteries」ほか

文=仲田しんじ

場末の酒場の片隅を好む都会の孤独な思索者でフリーライター。
興味本位で考察と執筆の範囲を拡大中。
ツイッター @nakata66shinji

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