ベッドの下から足が…シングルマザーの家に4ヶ月もの間ひっそり住んでいた男が怖すぎる
家を空けることが多いシングルマザーがある夜、自宅の寝室で思いがけない“同居人”を発見した――。その男は4カ月間も密かにこの家に住んでいたのだ。
■ベッドの下に男性が寝ていた!
独身の一人暮らしなら家には寝に帰るだけだという人も少なくないとは思うが、仕事にプライベートに子育てにと多忙を極めるシングルマザーもまた在宅時間が少なかったとしても致し方のないところだ。
TikTokで情報発信をしている「K」という女性は2人の子供を育てるシングルマザーなのだが、フルタイムの仕事が忙しくて子供を実家の両親に預けることが多く、当人もまた頻繁に実家に寝泊まりしていた。
そのため26歳の時に購入した自宅は空けている時間が長く、半ば休日に帰る別荘のようになっていたという。
実家で一晩過ごした後、朝に自宅に戻ったKさんは昼寝をしようと寝室に入り服を脱いでベッドに潜り込んだ。
惰眠を貪ろうとしていた矢先、彼女は異常な物音に気付いた。
「物音が聞こえたので『ネズミに違いない』と思いました」と彼女は振り返る。
「私はベッドの端に寝転がりました。(床を見ると)ブルージーンズに黒い靴下の脚がベッドの下から突き出ているのが見えました」とKさんはTikTokに投稿した動画で語っている。
ベッドの下の隙間に入って眠っているこの男は何者なのか。当然のことながら恐怖を感じたKさんは悲鳴を上げて家を飛び出し、車に飛び乗ってスマホからすぐに警察に通報した。
電話をかけている間、自宅の玄関から男が出てくるのを目撃したと彼女は説明する。
「前に庭の芝刈りを頼んだ男が玄関から出てくるのが見えました」と彼女は話し、男は玄関の前で靴を履き直して歩いて去っていったという。
警官が到着し、Kさんは一緒に家の中を調べたのだが、キッチンに使ったはずのない食器が残されていたり、明らかに減ったり無くなっている家庭用品など、いくつかの形跡に気づいたという。
それらの形跡はその男性がそこに長い間住んでいたことを示唆していると彼女は説明する。
「彼は私の家に4カ月間住んでいたと認めました。私がいないときに侵入していて、私のシャワーを使用したり、子供のプレイステーションで遊んだり、私の食べ物を食べたりしていました」(Kさん)
Kさんは動画の中で、この男性がホームレスであることを警察が確認したと話している。警察が彼の芝刈りの道具を調べたところ、Kさんと他の数人の女性の下着が見つかったという。
この一件を報告したKさんの動画はたちまち120万回視聴され、幾人かのユーザーがもっと詳細を知りたいとコメントを書き込んだ。
その後の投稿でKさんは、実はこの男性が彼女の兄の高校時代の友人だったことを明かした。男性は知人であったのだ。男性はあわよくばKさんの子供たちの父親になろうとしていたのだろうか。Kさんはこの男性の罪を咎めることはなかったようだ。
Kさんはその後、この家を売り払い別の家に引っ越したのだった。この男性がどうなったのかは知ろうともしていない。
あるユーザーは彼がしていることは「フロッギング(phrogging)」であると解説し、男は空き家を点々と住み替えて暮らしているのだと説明した。
別のユーザーは「この事件こそが私が家の中に防犯カメラを設置し、家の入り口と主要な居住エリアを監視している理由だ」と語る。
一部の視聴者からこのホームレスの男性に同情する声も寄せられている。しかし下着を盗んでいたことはその同情を打ち消すのかもしれない。Kさんの下着に加えて、ほかの下着も持っていたことからこの男性が下着泥棒でもあったことが示唆されてくる。
ともあれ不気味なのはKさんが気づくまでは、何度かこの男性と“同居”していた日々があったことだ。家の中に家族以外の誰かが一定期間潜伏していたと後から知らされればゾッとしてしまうだろう。江戸川乱歩の短編小説『人間椅子』を思い出してしまったのは筆者だけではないかもしれない。
参考:「Mirror」ほか
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