911も予言か…『バック・トゥ・ザ・フューチャー(BTTF)』4つの都市伝説がヤバい! 作中に隠された陰謀と秘密

 名作SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーBTTF)』シリーズは、1985年に第1作が公開されて以来、多くのファンを魅了してきた同シリーズであるが、その映像の中には数々の陰謀や秘密が隠されているとの指摘もある。そこで今回は、BTTFシリーズにまつわる予言・都市伝説をご紹介しよう。

画像は「Amazon」より


■トランプ米大統領誕生を予言していた

 BTTFにまつわる最も有名な「予言」といえば、ドナルド・トランプ米大統領の誕生であろう。

 シリーズ2作目で、主人公マーティは暴力的で自分勝手な悪役ビフ・タネンによる過去改変を阻止することになる。未来の自分から大金持ちになるヒントを与えられたビフは、本来の歴史とは大きく異なる運命をたどり、1988年の世界でカジノ王となって君臨するのだ。そして、この大富豪ビフの描写は、トランプ氏をモデルにしているのである。

 このビフは、トランプタワーに似たド派手なビルで複数の美女をはべらせて暮らし、街の治安と人々の生活を崩壊させておきながら、自分を「アメリカの偉大な英雄」と呼ぶよう人々に強要する。ディトピア化したヒルバレーの王・ビフの殺人すら肯定する自分勝手な姿に、トランプ大統領を重ねる者は少なくない。

■911同時多発テロを予言していた

 BTTFに隠された有名な「予言」の一つが、2001年の米同時多発テロにまつわるものだ。1作目冒頭の時計やマーティとドクがタイムトラベル実験をするツインパインズモールの時計などに「911」が隠されているというのだ。

画像は「Cinema Blend」より引用


 また、ツインパインズモールという地名もツインタワーの隠喩であるという指摘があり、1作目でドクがこの場所でテロリストに襲撃されたこともその証拠とされる。また、過去に行ったマーティにより、地名の元となった2本の木の片方が倒されてしまうが、これは攻撃でビルが倒壊したことを示すのだという。

■ジョン・F・ケネディ暗殺事件との類似点

 物語の舞台となるカリフォルニア州ヒルバレーは、1963年にジョン・F・ケネディ大統領が暗殺されたテキサス州ダラスをモデルにしているという指摘がある。ヒルバレーのシンボルである時計塔、ビフの車に追い回される広場などがダラスのそれとよく似ているというのだ。また、映画の各所にはJFKの彫像などがそれとなく登場している。そして、シリーズ2作目の米国での公開日はJFKの暗殺と同じ11月22日である。

上がダラス、下がBTTFの時計台


■空飛ぶサメ映画を予言

 劇中の2015年の世界では「ジョーズ19」が公開されており、サメが飛び出してくる3D映像にマーティが驚くシーンがある。そして実際の2015年、「シャークネード」シリーズ第3作「シャークネード エクストリーム・ミッション」が公開された。このシリーズは空からサメが降ってきて人を襲うという、奇しくもマーティが見た広告そのもののような内容となっている。


 BTTFは随所に伏線が張り巡らされた作品で、見るたびに新たな発見がある作品だ。これは公開から40年近くもの時を経てなおこのシリーズが愛される理由の一つでもある。残念ながら地上波での放映では名シーンが多数カットされていたりするが、ぜひ各種配信サービスなどでノーカット版を見て欲しい。そこにはまだ誰も気づいていない何かが眠っているかもしれない。

参考:「Cinema Blend」「NME」「The Wrap」ほか

 

※当記事は2020年の記事を再編集して掲載しています。

TOCANA編集部

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